思いつき行動が迷惑な理由

本人からすれば「やりたいことをやっているだけ」。介護する側からすれば「他のことを考えてない身勝手な行動」。視点が違うと捉え方が180度変わるということですね。

義母が突然、買い物をしてきました。本人いわく、八百屋さんのようなところで買ってきたそうです。場所もわからないし、近所にあったのかな?というくらい見たこともないので、どこのことかも良くわかりません。

玉ねぎ、キウイ、バナナを買ってきました。400円だそうで、ずいぶん安いような気がします。何を買ってこようと、それは問題ないのですが。その後のこちら側の対応が面倒だなと。買い物したばかりなところに追加で要らない野菜。バナナは数本だから食べれば良いとして、大量の小さなキウイ。これ剥くのも一苦労です。義母が勝手に剥ける?剥けるけど、どうやって剥くのかとか、剥いた後の処理はいろいろ見てきたので、とても任せられるような状態ではない。端的に言うと、衛生観念に問題があるから正直やってほしくないということです。

ただでさえやることたくさんあるし、年末だし、気ぜわしいのに、やってくれるよなと。

本人からすれば「自分で毎日食べようかと思って」と言っていますが、これを今やっている糖尿病の食事制限に追加するということだよね?と。しかも義母はこの計算を全く理解しないので、1日に何個も食べて、数日で食べ切ってしまうような人です。歯止めが効かなくなるのはもう経験済みなので、ここは注意しておかないと。

「お義母さん、これどうやって食べるつもりなの?」

「毎日一個ずつ食べようと思って」

「それなら、デザート出していたもの削るからね。それと、毎日一個と言うけど日持ちしないものもあるので、食べきれない量なのでは?」

「大丈夫、まとめて食べるから」

「・・・いやだからそうなるんでしょ結局。まとめて食べるって。黒飴とおんなじことやってるじゃん」

「余計なことしちゃったかな?」

「いや・・・買ってくるのは構わないけど、自分で管理もできないんだから、それ誰が処理するの?っていう話なのね。せめて、買った後のことを考えてほしいと、何度も伝えてきたはずなのですが・・・」

「・・・」

糖質計算しながら、1日の適切量を調べて、果物が痛まないように冷凍保存しながらかな?とか。冷凍する場合カットしてからじゃないと配膳するときに手間がかかって嫌だなとか。本当にいい迷惑です。それをやるの誰なの?って言う感じです。

先週、糖尿病内科で「お薬の効きが悪くなっていて、肝臓の数値が悪いので薬を変更しました」と言われてきました。変更した薬は、今までよりも血糖値が上がるようになるという薬のようでして、先生から「血糖値上がると思うので、食事注意してくださいね」と言われてきたばかりでした。ただでさえ削るところがなくて困っていた食事のメニュー、どうするんだ?と思っていたけども。義母にはこういう裏側の作業など見えていないのでしょう。用意されたものをただ食べるだけ。食べたいものがあれば、衝動的に買うだけ。

イライラだけが募ります。

義母が「もう出ていく」という法則を発見

義母は同居開始してからというもの、定期的に「わたし、出ていくから」と言ってくる時があります。その都度カレンダーに記録をつけているのですが、そこにある法則があることを発見しました。

失敗が連発した後にそうなる

カレンダーを見ていると、出て行きたいと発言した日から数日から数週間前の間で、失敗を連発していることに気がつきました。例えば

  • 食べこぼしの連発
  • 薬の飲み忘れの連発
  • 物忘れが多い

こんな感じ。私たちにとっては、「直せば良いだろう」程度で考えていることも、本人にとっては意外と深刻に受け止めているのだと理解できました。もちろん、私も注意する時は度重なる場合など特に注意しています。

「お義母さん。注意ばかりになるのが申し訳ないです」

「いいよ。言ってもらわないとわからないから」

「何度も言って申し訳ないけど、最近薬の飲み忘れ多いと思うのね。あまりにも多いとまた薬の効きが悪いとかいう話になってしまうし、それはそれでお義母さんの体調的にも影響は出てくるから、しっかり守って飲んでほしい」

「そうだね。なんか忘れてしまうんだよね・・・」

また次の日

「お義母さん。またまた注意で申し訳ない。食べこぼし、気がついていないと思うけど、先週やってまた今日もなんだよね。椅子ちゃんと引いてもらってるかな?」

「なんかわすれちゃうのね・・・ごめんこぼしてた?」

「シチューだから布に染み込んで結構大変なんだよね・・・」

「悪いわね。本当にごめん。注意しているつもりなんだけどさ」

こんな感じで立て続けに指摘が入ると、どうやら本人は「自分は何もできない」「迷惑ばかりかけてる」「それなら私がひとりで生活したほうが良い」となるようです。

ということを想像していたので、実際本人に聞いてみました。

「お義母さん。ちょっと質問しても良い?」

「良いよ。」

「よくお義母さん『私、出ていくから』って言うけど、あれは本当に出ていくつもりあるのかな?」

「・・・いや、たぶん生活できないわね。だから施設とか?なのかなと思う。無理かしら?」

「う〜ん。無理というわけではないけど、お義母さんの年金と資産をみていると、ちょっと厳しいのかな?と思う。まだ体が動くから、サービス利用の上限単位も低いから、自己負担が増えると思うよ」

「難しいことわからないけど、うまく行かないかなぁ?」

「前もお話したけど、仮に一人暮らししたとして、食事やら薬やら通院やら身の回りのこと、誰にお願いするつもりなの?」

「いそこ(妻です)しか居ないわね。というかどく君になるわね。それは申し訳ないよね」

「・・・ということは、結局お義母さんが家を出るだけってことにならない?」

「はぁ・・・そうだわね。意味がないのね。私もひとりでは生活できないって、最近いつも思ってる。こんなに何もできなくなって、恥ずかしいのね」

「気持ちだけが先走って、感情的に『出ていく!』って思うのかもしれないけど、現実的にはほぼ不可能というか、今のお義母さんの状況ではなかなか厳しいのかなと思う」

「そうだわね。ごめんね困らせるようなこと言って。なんかどうしても迷惑をかけてる気持ちが強くなって、逃げたくなる時があるのね」

「私が注意していることは、お義母さんを攻撃しているわけではないのね。ただ直してもらわないと、みんなの生活が困ったり、不快だったりすることがあるから言ってるのね。お義母さんが自由に快適に生活したい気持ちと同じく、我々も自由に快適に暮らしたいの。それは同じね。そのために最低限守るルールがあるわけでさ。それは守ってほしいという意味での注意なの。嫌がらせとか、邪気に扱ってるわけではないから、勘違いしないでね」

「それはよくわかってるの。私が何度も同じ失敗したり、やめられないことが原因だからさ。自分のできないところがわかっているのに、何度もやってしまうことに自分ががっかりしているから。みんなに嫌われているのかな?とか感じて」

「確かに回数が多くなると、イライラすることもあるよ。だけどその場面だけね。お義母さんの病気のことも、いままでの生活習慣をすぐに変えるのは難しいのはこちらも十分承知しているから。だから出来る限り、こちらが教えたこととか、張り紙したようなことを思い出すようにしてほしいし、何も考えないで適当にやるような気持ちだけはやめてほしいのね」

「わかった。そう言ってもらえてありがたい。いろいろ話をしてもらってちょっと気が楽になった」

「ちょっとずつ頑張っていきましょう」

私自身も注意をしなければなりません。抑えているつもりが、たまに感情的になって言葉を発していることもありますし、意地の悪い質問をしたりもします。その都度気がついて修正していますが、これは私の問題で悪いところ。義母の人格を尊重しなければならないなと反省。

問題の原因はとても単純なところにありました。これは今後解決していけそうだと思いました。

介護の時にとても便利な「ウィークリーメディシンケース」

薬の管理ボックスはいろいろなメーカーさんで発売されています。ですが、私が探していたもので該当するものがなかなか見つからず苦労しました。そんな時に偶然発見したものです。ネット通販ってこういう商品が自宅に居ながら見つかるから、本当に便利だよなと思った瞬間です。「ウィークリーメディシンケース」についてです。

この薬管理ボックスが優れている点

  • 1週間管理ができる
  • 食直前と晩(食後以降の就寝前)が分類できる

この2点です。私が探した限り、大半のものは朝昼晩夜程度の分類でした。正直なところ、自分で判断して飲める方の場合は、薬包自体に「いつ飲むのか」の用法が記載されていたりしますから、ここまで細かな分類がなくてもそれほど苦にはならないかなと思います。

義母においては、こういう部分の正常な判断ができないので、いちいち細かく指示をしてあげないと理解できません。その点でこの食前や寝る前が分割されている管理ボックスは大変ありがたいです。

これで介護が少し楽になりました。

補聴器の電池、切れる前に教えてください

「どく君、悪いんだけど頼みがあります」

「なんでしょうか?」

「これ買って欲しいのね」

義母からリストを渡されました。大半が家のストックにあるものでしたが、ひとつだけ補聴器の電池がない。買わなければなりません。義母とのコミュニケーションの生命線ですので。

「在庫は?」

「今入れてるやつで最後。大丈夫朝に変えたばかりだから」

「いや・・・私買いに行く暇ないから、ネットで注文するので届くのに数日かかるよ」

「???」

「県外の遠くの業者さんに注文するから、届くの時間かかるの」

「あ〜そう」

実際、近くの補聴器を扱うお店を探せば電池くらいあるのでしょうけど。今は探す時間すらないくらいちょっと忙しいので、今回もネットで注文しました。私も、いちいち揚げ足とるような性格になってきていますが、私の場合、あと一つのところでバタバタするのが嫌な性格なので、それが無いと生活に困るような重要なアイテムの場合、最低でも1週間は間に合うようなスケジュールで補充を行います。

義母に求めるのは酷なのでしょうけども。こういう小さな小さなイレギュラーが、積み重なって大きなストレスになっていくのを、本人は理解していないのでしょう。良いなぁ・・・マイペースで人のこと考えるということを知らない人って。これはイヤミです。

最近増えた食べこぼしについて

手が震える高齢者は多いのだろうと思います。義母もそうです。病気の影響、加齢によるものなど原因は様々でしょう。義母はどちらもというところですね。心筋梗塞をやってますし、リウマチ、糖尿、お薬などさまざまな要因が関係しているでしょうと医師からも言われています。

こぼすこと自体は仕方ないですよね。自分で気がついて処理してくれれば良い。本音を言えば、汚してもらうのは嫌ですけど。

義母がちょっとダメな点は、こぼすことをわかっているのに、わざわざテーブルと椅子の隙間を広くとって、震える手で口元まで食べ物を運んでこようとする癖。まあまあ若い頃なら、正確に口まで運べるのかもしれませんが、私たちでさえ、こぼしたら困るカレーやエビチリみたいな餡掛けの食べ物、麺類なんていうものは自分の口をテーブルに近づけに行きますよね。こぼれてもテーブルの上だけで処理できるから。なのに、義母はそんなのおかまいなし。

「あのね。毎回困っているんだけど、なんでダイニングチェアの座るところにカレーとかのシミがあるのだろう?ここにあるということは、洋服にもついていると思うよ」

「え?気がつかなかった」

「前から何度も言ってると思うんだけどね」

「え〜。こぼしてた?」

「見る?」

「あ〜。ごめんね。こんなにこぼしているんだ」

「洋服は大丈夫なの?大丈夫じゃないよねたぶん」

「大丈夫だよ」

「なぜ?確認してよ・・・なんで見もしないで大丈夫って言えるの」

「・・・あ、付いてる(手でこすりつけようとする)」

「だから擦るなって。余計汚れ落ちなくなるから。なんで乾いた指で擦るの?意味ないから」

「ごめんね・・・」

「掃除するから大丈夫だけど。食べる時、テーブルに近寄って食べてください。毎回忘れるので、張り紙しておくね。それと洋服もいい加減洗濯に出してください。これも毎回忘れるようだから、張り紙しておきますね」

「ごめんね・・・」

明日には忘れているかな。なので張り紙をしようと思います。もう言い飽きた感もありますし、虐待している気分にもなってくるので、本当に辛いです。言いたくないことをシツコク言わなければならないストレス。でも言わないでおけば家中崩壊してしまいますので、ここは嫌な奴にならないといけない場面。誰かがやらないといけない。

介護をやっていて陥るジレンマ

介護をやっていると、2つの思いに板挟みされることがあると思います。

  1. ルールを守らせて、こちらの介護の手間が少しでも減るようにコントロールしたい
  2. なるべく自由にしてもらって、残り少ない余生を楽しく過ごしてほしい

この2つは矛盾するものだと思います。片方は強制、片方は開放。どちらかを優先させればどちらかが犠牲になります。先日、考えさせられる出来事がありました。義母との会話からです。

「最近は調子どうですか?」

「体も調子良いし、食事も美味しく食べられるし。ほとんど聞こえなくなっているから良いわね」

「それはよかった。何かやってみたいこととかないの?」

「前はあったんだけど、最近気力がなくなってしまってね」

「高齢になると誰でもそれが普通って、この間デイサービスの人も言ってたよ」

「そうなんだ・・・。何かしなきゃ!って思うんだけどね」

「それが逆に義務的になると、ストレスになるんじゃない?無理はしないほうが良いと思うよ。でも、何もやらないとなるとそれはそれであまり良くないのかもしれないしね」

「そうね。散歩だって本当は面倒だから行きたくないけどね」

「だよね。暑い寒いでわざわざ歩きに行くのもね。お買い物散歩とかはどうなのかな?」

「また変なの買っちゃうからさ〜。私、甘い物とかどうしても食べたいもの買ってしまって。抑えられなくなってしまうから」

「敬老パス使って、たまにバスとか地下鉄の旅とかは?。無理か・・・迷子とか足腰がフラフラになるから・・・」

「この間、帰ってこれなくなってしまったからさ。前はできていたのにね」

「・・・」

という会話がありました。この中でコントロールしていたのが、買い物と乗り物での外出です。前例があってどちらも数回ひと騒動を起こしたものだったので、しばらく止めてと言っていました。本当なら自由に買い物を楽しんでもらったり、バスとか地下鉄を使って公共施設でのんびりしてきてもらうなんていうこともできるかな?と思っていたのですが。今の義母にとってはどちらも非常にハードルが高いものです。

  • 耳聞こえない
  • すぐに歩き疲れる
  • 階段を登れない
  • お金の勘定が微妙
  • 判断能力の低下

などなど。前回の買い物で、飴買ってきたりするのはまだ許すとしても、毎回大量に食べないものを買ってこられても、流石にこっちも処理に困るので。外食してきてと言っても、あまりひとりで食べ歩きなどやったことがないようなので、逆にストレスになるようなことを以前言っていました。

自由にはやってほしいのですが、その自由のさじ加減がぶっ飛んでいる人で困っていました。以前の私のトラウマもありますし・・・悩ましいところです。

外出先でのお漏らしで大騒動

5月の頭に連続、その後デイサービスでも何度か。ひと月に一度のペースになっていました。一応本人には紙パンツを履く約束をしていたので、それを確認もしないまま少しルーズになっていました。

今日は精神科の定期通院だったので、車で義母を病院へ送り、付き添いを行うことになりました。いつものように駐車場に止め、病院の入り口でコロナチェックとコロナ疑いの問診を行います。ここで異変が。入り口で義母が検温機を通らずに入ってこようとして、係員さんに止められていました。義母の顔をみて、何か変だなとこの時思いました。義母は何かあると周りが全くみえなくなり、声も聞こえなくなる人です。猪突猛進とはこのことかと思うほどです。なんとか検温をパスすると、私に声をかけてきました

「先にトイレ行ってくるね」

「わかった」

あ〜そうか。トイレに行きたくて急いでいたのね。よっぽど詰まっていたんだろうなと。待っている間に、私だけコロナ疑いの問診に記入をすませて、診察カードを出力して待合で待っていました。10分ほど経ったでしょうか。義母は行動がとにかく遅いので、トイレでこのくらいはかかるのだろうなと。排便の方だったのだろうと思いました。そこからさらに10分経過。さすがに遅いよなと。もしかしてトイレで倒れたとかないよね?と、義母が入っていったトイレの前で待ちます。そこからさらに5分でしょうか?私も係員さんに声をかけて確認してもらおうかと思った矢先、義母が戻ってきました。明らかに歩き方がおかしい。いつもぺんぎん歩きなのですが、なんとなく腰を曲げている様子。なんだろう?ちょっとひっかけたりしたのかな?と思いました。

「問診に記入して」

「わかった」

この時、隣にきた義母からかすかな便臭がしましたが、排便のあとだろうと思って、ずいぶん臭いが残るうんちするもんだと思って特に何も気にせず受診科へ向いました。

この大学病院の精神科は、とにかく診察が早い。順番待ちどおりに呼ばれるか、前倒しで呼ばれることも多いです。義母の番です。

「特におかわりなく?」

「まあ、いつもどおりちょっとオカシナ程度ですね」

「あ〜。まあね。たまよさん?聞こえる?」

「はい。」

「さいきんはきこえない?」

「はい、きこえません」

「まあ、ちょっとは聞こえたりしているんだろうけどね。とりあえず継続しましょう。以上です」

無駄のない良い先生です。いつも感謝しています。診察が終わって、会計用の受診カードが渡されるのを待っていました。義母と並んで。あれ?やっぱり排便の臭いがする。義母にこそっと話しかけてみた。

「お義母さん、もしかしてうんちしたの?」

「・・・漏らしてしまった・・・」

「なんで今言うの?・・・さっきのトイレででしょ?」

「そう」

「なぜ隠す?」

ちょうど受診カードが返ってきたので、受け取って会計に向かいます。その時、人目の少ない廊下の影で、義母の様子をチェックしました。

  • ズボンのお尻が股のところまで濡れていた
  • 着ていた上着の裾に便がべっとり付着
  • インナーにも同様

こんな感じでした。

「下着とかどうしたの?」

「捨ててきた。ゴミ箱に」

「うんちついたまま?それはないでしょ〜」

「洗ってから」

「なんでこんなに服についてるの?うんち付いた手で触ったらこうなるのわかるでしょ?」

「・・・」

このズボンを脱ぐと下は丸裸ですし、着替えと言ってもそんなもの持ってない。買える場所もない。車できたからには、乗せてさっさと帰るのが1番ベストだなと。でも待てよ。車にこのまま乗せたら、ズボンについてものが染みてしまうじゃないか!最悪だ・・・

病院併設のコンビニで新聞を購入。ビニール袋は車にあるし、幸いなことに車には防水カバーを積んでいました。これでなんとかなります。防水カバーをしき、その上にビニール、その上に新聞紙ということでそこに義母を乗せて、動かないように!と注意。なんとか事なきをえて、帰宅することができました。

家に帰って、衣類の洗濯。車の清掃をしました。衣類は先洗いをしてから洗濯機へ。本当は全部捨てたいけど、さすがに捨てられるようなものでもないし。洗濯後は槽洗浄を行いました。

「あのさ・・・何度言えばわかるの?やってしまったのは仕方ないから、教えてって言ってるよね?」

「・・・」

「あのまま隠して乗るつもりだったの?」

「・・・」

「どういう神経しているのか、理解できません。次からは必ず教えてください」

「ごめんね。迷惑ばかりかけて。すみません」

これ以上責めても仕方ないので、本当は山ほど文句を言いたい気持ちを抑えて注意だけしておきました。ちなみに、義母はまた同じことをしても、絶対に教えません。断言します。いままで一度も自分のミスを教えてきたことがないからです。私は、人様に迷惑がかかるような嘘や隠し事をしないこと。と教育を受けてきたので、ミスをして逃げたことはありません。批判は受けますし、それは自分が悪いので甘んじて受けるということです。だから次にやらないように注意するのだと思います。

義母はどういう風に教わって生きてきたのでしょうか?これは病気に関係なく、育った環境で覚えた生活する術なんだと思います。ミスしてもバレなければ問題ない。こういう考えなのだろうか?いや、そんな人いないよなと。病気の影響でこうなってしまったと願いたいです。私の義母に対する信用が一気に落ちました。

ちょっとした変化に頭がついてこない義母

今日こんなことがありました。

「お義母さん。もう暑くなってきたから今日から入浴サービスはシャワーだけにするね」

「いつもシャワーだけだよ」

「あぁ・・・そうじゃなくて入浴サービスのことね。いつも湯船に浸かっていたけど今日からシャワーだけにするよ」

「シャワーだけにするのね。暑いからそうだわね」

「じゃあよろしくね」

会話的にはこんな感じのことでした。わかりますよね?入浴サービスが浴槽浴?(入浴ですよね)をやめてシャワーだけになったということ。

でもって、仕事をしていると入浴サービスのヘルパーさんが来訪。いつもは呼び出しが鳴ると義母自ら出迎えにいくのですが、今日はなかなか出る気配がない。あれ?寝てるのかな?

降りていくと、外でヘルパーさんが待っていました。義母はどうしたんだ?死んだ?義母の部屋を開けると、普通に座ってテレビを見ていました。

「何やってるの?」

「え?どうしたの?」

「お風呂でしょ?」

「入ったよ」

「お風呂に?」

「トイレに」

「今日、お風呂の日だよ」

「え?シャワーだけになったんでしょ?さっき入浴サービスがなくなったって言ってたから・・・」

「・・・(ばかたれ)」

義母の解釈がどういうものだったか、一連の会話の流れでようやく理解できました。

つまり、今日から入浴サービスはシャワーだけになるよという言葉を、今日からシャワーだけになるから入浴サービスは無くなるよと受け取ったようでした。当然入浴のヘルパーさんも来ないと思い込んでいたのでしょう。

・・・っていうか、そっちの解釈をする方が難しくない?

一事が万事こういう調子だからそれほど驚きはありませんが、頭の様子だけで介護認定をもらうことができるなら、要介護3以上は欲しいと本気で思っています。こういう症状の被介護者ってレアケースなのでしょうけど、一般的というか普通というか常識的というか普通というか、どの表現が正しいのか私はわかりませんけど、「判断がおかしい」こういう病気って本当に対応に困る。毎日ドリフのコントの相手をしているわけにはいきません。たまに聞く分には笑い話になる程度でしょうけど、毎日毎回、真顔で大ボケを連発してくる相手に笑顔で応えるなどできません。

キッチンがダメなら洗面所かよ!

笑うしかないです。

衛生観念はまるで無いのに汚いところの掃除は大好きといううちの義母。ハッキリ言って最悪の癖ですね。控えめに言って勘弁してほしいし、強めに言うと絶対やめろ!という感じです。

キッチンのシンクは以前から掃除をしないように注意していました。以前大失態をやらかしていたので。そうしたら今後はターゲットを洗面所に移していたようです。

これは気がつかなかったです。

洗面所の歯磨きの時間がやけに長いなぁと思っていたら、また排水溝を開けて掃除していたようです。そのせいか最近やたらと水の流れが悪い。溶けにくいものを使って掃除でもしているのでしょうか?

以前、奇行ばかりだったので室内カメラで監視をしていましたが、妻から「家族を監視している気がするので、やめてほしい」というクレームがあり撤去していました。

義母は私の家族では無いですけどね・・・失礼ながら同居人。それだけです。

監視とは言うものの、実際これで嫌な行動が明るみに出ていたのは事実です。今でもカメラの撤去は不本意ですが、妻の要望ですので従いました。

昨日から様子がおかしい義母

今日は歯医者の日でした。歯医者だけは義母ひとりで通院ができるようにしています。次回予約と治療結果の報告だけ私が電話連絡を受けるようにしています。

昨晩のこと。今週は予定が少しだけイレギュラーになる週なので、義母に明日の予定をメモで渡すことにしました。“明日歯医者9:30から”というメモを渡し、念のため確認を行いました。メモを読んでいる義母が首をかしげているので、混乱しているのかな?とは思いました。

「明日、歯医者ね。それと明後日はデイサービスお休みです」

「・・・」

「わかった?大丈夫?」

「・・・」

「どうしたの?」

「明日、病院だよね?」

「え?歯医者ね」

「内科よね?」

「ん?違う歯医者だよ」

「内科は?」

「なぜ内科なの?内科は昨日行ったよね?」

「違う、糖尿病内科のことね」

「え?明日は無いよ」

「2日続けてだよね?27日」

「あれ?ちょっと混乱しているようだから整理しよう」

「糖尿病内科は、次回来月の27日ね。今回はたまたま糖尿病内科だけ2ヶ月後の診察なんだよ。だから明日は歯医者の予約を入れたのね」

「あ!そうなの?いつも2日続けてだから」

「前回はね。メモ渡して、お母さんのカレンダーに貼ってあったよね?あの通りに通院なんだよ」

「そうか」

「で、明日は歯医者ね」

「・・・」

義母の顔をみてわかりましたが、本人はまだ理解できていない様子です。恐らく前回がリウマチ内科の翌日が糖尿病内科だったため、義母としてはリウマチ内科がトリガーになって明日は糖尿病内科という認識になっていると思いました。そんなことがあっての今日。歯医者が終わって帰ってくると

「今から、内科よね?」

「ん?」

「糖尿病の・・・」

あれ?もしかして自分が間違っているのかな?内科あったのかな?心配になって確認しました。でもやはり来月の予定でした。

「お義母さん、昨日も言ったけどそれ来月の予定ね。」

「そうなの?リウマチ内科の次の日糖尿病だよね?」

「それが毎回ということではないってことだよ」

「・・・」

「わからない?」

「わたし、ちょっと理解できないかも」

「それでも良いよ」

「ごめんね訳わからないこと言って」

「大丈夫」

義母の場合、この手の思い込みはいつものことなので珍しいわけではないのですが、ひとつ気になったのは前日ちゃんと説明したはずなことが全く理解されていなかったこと。私としては歯医者に行ったことで、今日は内科じゃないと理解できるかな?と思っていたのです。

それほど難しいスケジュールでもありませんが、義母にはこの程度のことでも理解するのが一苦労だということです。今更ですがだからひとりでは生活できないレベルなわけですけど。

それにしても、あまりにも判断力が低いと介護をする側も本当に困ります。ひとつひとつ丁寧に説明すれば良いのですが、こちらもそれほど暇ではない。かといってこの作業を怠ると、義母のスケジュールが全て狂ってしまいますし。

糖尿病の食事コントロールについて

ここ最近、義母はよく頑張っていると思います。とくに健康面の管理は自分でできる範囲でコツコツと体を動かすことを忘れていないようです。

そのおかげか、座位からの立ち上がりなどがちょっと前と比べると別人のような感じです。すくっと立つことができます。

食事も、私が定期的にチェックしていますが最近ひどすぎる食べ方は無くなってきました。例えばパスタに大量のケチャップを乗せて食べるとか、そういう度が過ぎる食べ方はなくなりました。以前なら無視して暴走していたものが最近ではピタッとなくなりました。注意した直後から実践しているようです。これも凄い進歩。

いまさらになりますが、糖尿病の方の食事って本当に管理が大変ですよね。血糖値って、上がらないようにコントロールしていくのは簡単なのですが、これを“厳密”に実践しようとすると「何が楽しくて食事しているの?」というようなことになります。糖質制限とは言っても、糖質は美味しい食べ物にはほとんど入っています。ギチギチの制限なんかかけたら、野菜と魚、肉しか食えん!みたいなことになってしまいます。これではつまらん!

QOL、クオリティオブライフというようです。文字通り生活の質。重要ですよね。どんなに長生きしたって、毎日が地獄のような窮屈な生活なら死んだほうがマシ。私ならそう思います。かといって暴飲暴食をしていると、モロに結果が出てしまう病気でもあるので、そのあたりのさじ加減ってとっても重要。義母のQOLを考えたとき、食べることがなによりも大好きということですので、食事を楽しくおいしくすること、これが彼女のQOLの最重要に位置付けされるのではないかと思います。

1日の糖質上限。諸説あるようですが、だいたい150g程度でしょうか。ご飯茶碗で100gの白飯が35g程度ですから、3食としてこれだけで105gですね。残り45gですが、義母の場合ここにおかず、デザート、味噌汁、副菜などを入れますので、正直言うと毎日若干のオーバーかな?と思っています。砂糖などは糖質0シュガーを代用したり、おかずなども糖質オーバーにならないような、義母専用メニューにしてなんとか対応していますが、それでもやっぱり150gを上限値とすれば無理!

まあまあ。そこは通院していますし、ある程度薬でコントロールしていけば良いのではないかな?と思っています。毎日ケーキを食べるわけでもないですし、ご飯を2膳とか食べるわけでもない。気を配りながら満足する食事をしていればそれで良しなのだろうなと。最近、強くそう思っています。

排便はあるけど毎回下痢という症状

義母は昔から便秘だそうです。高齢になってからは便秘も酷くなったそうで、聞けば出ない時は2週間近く出ないそうです。あくまでもこれは本人談なので割引してきいておくとして、私が認識している感じからすると定期的にトイレから便臭があるのは、1週間に一度くらいなのかな?とは思います。

というわけで、病院からは下剤を処方されています。

あまり飲み過ぎると頻回の下痢になるようなので、調整して今現在は1日寝る前に2錠になっています。ですがこれでも強過ぎるそうです。下痢が続いているようなので、2錠のところを1錠にしていましたが、これでもダメで1日置きに1錠にしていました。これで4日置きに1回の排便だそうです。でもやはり下痢。

排便イコール下痢らしいので、毎回、腹痛を伴って急にトイレへ行く状態らしいです。これでは困りますよね。落ち着いて外出もできない感じなのかな?と。実際、デイサービスでお漏らしをした際もこんな感じだったようなので、改善が必要なのだと思います。

私は便秘なんて全くなったことがないので、その辛さがわかりません。なので、親身になれるような問題でもないし。ただただ、自分は毎日快便で良かったな〜と思っています。

介護サービス担当会議

年一回の介護サービスのスタッフ会議がありました。利用者を交えて今後の介護方針を検討していくという会議です。これ結構大切だと思います。

定期的に利用しているとはいえ、施設側の担当スタッフさんも固定ではありません。毎回違うスタッフさんになったりする場合、母とは初対面になったりすることもあります。その際、利用者がどんな人物なのか、どんな症状であるのか、どんな癖があるのかなどを把握しておくことは介護サービス事業者さんにも共通の認識を持ってもらう点において大切なことだと思います。

では具体的になにを伝えるべきなのか?

義母のことを例としてみます。幻聴がなくなったと訴えていること。そのかわりに作話と妄想が増えていること。コミュニケーション能力が低下したこと。判断力が低下したこと。母を“取り扱う”時に介護する側が判断する材料として重要になるだろうことをお伝えするわけです。

  • 物忘れが多い
  • 記憶に問題はない
  • 幻聴がほぼない
  • 作話・妄想が多い
  • 自分に都合が悪いことは隠す
  • 衝動的行動が多い
  • イレギュラーなことにパニックを起こす傾向がある
  • 特に腕を使う行動に困難がある
  • お漏らしが増えた
  • 難聴がひどく、聞こえていないのにわかったふりをする
  • 会話の理解力が低い。複数の話題があるものは筆談がベスト

義母の現状はこんな感じです。

これがわかっていると、介護する場面で何か問題があったときに、この人はこういう傾向があるからこうかも?というように、対応方法を予測することが容易になると思います。

介護に疲弊してくると、「どうでも良いかな」なんて考えがちになりますよね?私はなりますよ。だけどそれをそのままどうでもよくしていると、結果的に伝達不足が蓄積されて結果としてやらなくても良い作業に振り回されていくという悪循環に陥るはずです。やらなくても良い作業というのは、義母についての情報が不十分で、いちいち確認を求められたりすることです。こういうの結構多いです。お漏らしの件がいい例だと思います。最近、連発してお漏らしが増えている、その原因は下り腹になることがあるから。本人はなかなか言わないので、当面の間、促しを行ってもらうと良いと思う。これを伝えておけば、デイサービスさんのスタッフさんの間で共有してもらえて、スムーズな対応をしてもらえたりします。

ちょっとしたことですが、それが大事なのかなと思います。スタッフさんと面談することがあれば、恥ずかしい、面倒などと思わず、ありのままの利用者の情報を細かすぎるほど伝えておくと良いかと思います。

ちなみに、こういう場面で適当にあしらうような業者は、その後もそのような対応になりますので、少しでも違和感を感じるサービス事業者であれば早いうちにチェンジした方が良いということもお伝えしておきたいです。

デイサービスでのお漏らし、2連続

またまたお漏らし。最近どうしたんだろう?本人に聞いてみました。

「デイサービスから帰る間際、お腹が痛くてトイレに並んでいたの。前に順番待ちしている人が二、三人いて、全然進まないからそのうち我慢できなくなって漏らしてしまった。誰も譲ってくれないんだよね。デイサービスのトイレも少ないし」

「前回のお漏らしの時は、どうだったの?」

「前回も一緒。いつもトイレに並んでいるから、漏らしてしまうの」

「・・・なんか出来すぎてる話だけど、本当にそうなの?」

「本当だよ」

話している最中になんとなく察知していましたが、これは作り話だなと。本人に聞いても事実はわからないのでデイサービスに問い合せすることにしました。

「お漏らしした経緯ですが、本人が言うには夕方お腹が痛くてトイレに行ったら順番待ちしていて、間に合わずに漏らしたと訴えております。事実でしょうか?」

「そうですね・・・おやつ前の二時頃だと思いますが、職員がトイレの洗面所で歯磨きしていた時に偶然便臭がしてきたようで、確認してみるとご本人がトイレでお漏らしされて動揺されていたようです」

「トイレが順番待ちしていたことはないですし、二回とも誰もいないトイレの個室でご本人がお漏らしの処理をしていたところを発見しているので、順番待ちで間に合わず漏らしたということはなかったです」

「わかりました。ご迷惑おかけしてすみませんでした」

「いえいえ、これも仕事なので全然大丈夫です。続いているようなので、できれば次回からトレーニングパンツとその替えを入れて頂ければ幸いです。」

この事実って実はとても重要なんです。

母の言うとおり、もしトイレの順番待ちで間に合わないのであれば、トイレの数が足りないのか、利用のルールを改善しないと困ります。誰でも下痢などの際には長時間待ちきれない場合も多いので問題がありますよね。

今回は、下痢をして自分でトイレに行ったけど間に合わなかったというだけの話でした。しかも二回とも。これは問題が全く別であって便意があった時にそれが下痢になるというのが問題。内科で処方されている薬を調整することを考えなきゃならないのかなとなります。または下痢と便秘を繰り返しているので、何か病気なのかな?とか。そっちの心配をしなきゃならない。義母にもデイサービスさんの裏どりをしたあとで改めて話をしてみました。

「お義母さん、トイレで漏らしてしまったんだってね」

「譲ってもらえなくて・・・」

「違う違う、トイレの中で漏らしてたみたいだよ。スタッフさんに助けてもらったんでしょ?お礼いった?」

「そうなの。悪いことしたわ。迷惑ばっかりかけて申し訳ないわ」

「漏らすのは仕方ないけど、黙って隠しているのはダメだね。それと、作り話もよくないと思うよ。お義母さんの作り話は、悪くない人を悪者にするものだから、よくないと思うけどね」

「作り話ではないけど・・・悪かったわね」

お漏らしをしてしまったことに屈辱を味わったのでしょうから、これ以上の追い討ちをかけるのは止めました。あくまでも自分は悪くないということにしたいのでしょう。

お義母さんには悪いけど、人に迷惑をかけ、自分の間違いを人のせいにして、自分の非を素直に認められないような人間には成り下がりたくないなと、本気で思いました。これも病気のせいですか?いや、違うと思います。こうやって生きてきたのかな?と感じています。哀れでしかないです。

最近、何かが聴こえてきた

「今朝、声が聞こえたのね。私の名前を呼ぶの。女の声」

突然、義母がこんなことを話しかけてきました。ほぼ自分から話しかけるということをしないので、少しびっくりでした。

また始まったようです。前回退院が2022年の11月初旬だったと思うから、ざっと7ヶ月ぶりです。先週末、外から誰か入ってきそうで怖いという話をしていて、妻ともその話をして少し気をつけて様子をみていこうと話あっていたところでした。

これまで2回の入院がありましたが、いずれも同様の訴えから徐々に悪化していった経緯がありましたので、今回も恐らく悪化する可能性が高いと思います。

「なんか、遠くの大通りから女の人が私の名前を呼ぶのよね」

「へ〜」

「名前だけ呼んで終わり。なんなのかしら。怖い」

「家の中には入ってこないから、安心して」

「ちゃん子かしら?わからないけど」

「違うと思うよ」

「私、この家出て行こうかしらと考えたの」

「出て行ってどうするの?」

「ひとりで生活するよ」

「できると思うの?」

「・・・わからない。いつも迷惑かけてばかりで申し訳ないからさ」

「もう慣れたから、気にしなくていいよ。健康に気をつけて穏やかに生活してもらえばありがたいだけだよ。迷惑なんてお互いさまだから」

「感謝しているよ。いつもありがとうね」

「わかってるよ」

「声が聞こえると、怖いのね。耳栓したら聞こえないかしら?」

「・・・いや、耳栓しなくても聴こえないでしょ?(笑)」

「そう?」

「ん???」

前もそうだったことを思い出しました。どうやら、自分が何か失敗を続けて起こしたりすると、気力を失って「出ていく」ということになるようです。この「出ていく」。妻から以前聞いていた話を思い出しました。同じ理屈だなと。

まだ義父が存命だったころ、義父から怒られて喧嘩したりすると、すぐに家を飛び出していたそうです。行く宛もなく。当時まだ存在していた義母の実家まで帰っていたこともあったとか?そういう「癖」がある人なのでしょう。

怒られる→自分は悪くない→自分は可哀想→家出をしてショックを受けていることをアピールしてやろう。だいたい後先考えずにこういう行動をする人というのは、こういう思考なのかな?と考えてしまいます。だって、あなたその当時、うちの妻が子供で子育て中だったでしょ?それを放棄してまで出て行って。そこに責任感なんてなかったのでしょう。それよりも自分の悲劇のヒロインを優先したような感じにしか見えませんので。

実際問題として、義母がいまさら出ていくなんて言い出したら、本当に損害賠償ものの騒動になると思います。わざわざリフォームまでして、介護で相当な時間を費やして、とんでもない行動の後始末を延々させられて。挙句、出て行ってから「困ったから面倒見にきて〜」なんて、恥ずかしげもなくまた頼ってくるのでしょう?他に誰もあてがない以上そうならざるを得ないのですから。

まったく。勝手気ままもいい加減にしてほしいものです。