おむつはNGで、紙パンツはOK

2日連続でお漏らしをした義母。お漏らしは生理現象の延長なので、自分ではどうすることもできない場面もあるでしょうし、止められないこともあるでしょう。なので、これを注意しろとか止めろと言っても意味がありません。対処しかないですね。

紙おむつ。これをお漏らしがなくなるまでのしばらく間、毎日着けてもらうことにしました。

「お義母さん、お漏らしが続いているから、気持ち的に嫌なことはわかるけど、紙おむつをつけてくれない?」

「おむつね・・・なんか嫌だんだよね」

「ショックだよね」

「そうなの。私、なんでこんなになっちゃったんだろうって、凄くガッカリしていたの」

わかります。このショック。私が当事者だったら、屈辱的なお願いでしょうから。オムツ履けなんて言われて動揺しないわけないです。ですが、気持ち云々よりも事実としては履くべきタイミングですからね。ふと、デイサービスの方がおむつのことを「トレーニングパンツ」と呼ぶことを思い出しました。はじめ、なぜこんな特殊な呼び方をするのかな?と思っていたのですが、理由はここにあったのですね。勉強しました。

「お義母さん、紙パンツだからさ。パンツが紙になっただけね。オムツじゃないから」

「そうだね。迷惑かけてられないもんね。履くから」

「お漏らしがなくなったら、また普通のパンツに戻しましょう」

「わかった。ありがとうね気を使ってくれて」

義母は、余計な一言がとても多くて、ガンガン人を不愉快にさせる言葉を悪気なく使う人なのですが、一点だけ尊敬できるところとして、人に何かやってもらったときは、必ず感謝の言葉でお礼を言うところです。これ、なかなかできる人居ないと思います。人に感謝の気持ちを素直に述べられるということは、素晴らしいこと。

毎回ですけど、この言葉を聞くとちょっとだけホッとします。いつもこう素直だと良いのですけどね。