実家の売却に関わる大きな問題と解決策

義母の住んでいた実家なので、本来であれば義母の名義の土地を売り、売却益を義母の口座で管理すれば良いという単純な作業だけなのでしょう。しかし今回はそう簡単には行かないようです。なぜなら、義母の大失態があったから。詳細については、以前書いた日記で説明しています。

だからあれほどやめたらと忠告しておいたのに。だいたい、自分がまだ生きているのに、全部の権利を子供に託すなんて。子供と言ったって、もう立派な成人なんだし家族もある。考え方だって子供なりにあるだろうと想像できそうなもの。なぜ、自分の子供だから自分の言いなりになると思い込んだのだろうか?アホだなと。

結果、万が一のことが発生してしまい、我が子にまんまと裏切られた訳です。

本題に戻ります。売却にあたって大きな問題というのはまさにこの問題で、義母の介護や家督を一切放棄して、勝手に家出をしていったちゃん子夫婦に土地建物の名義があるということ。法律上、義母にこの実家を売る権利などありません。どうするか?ここがとんでもなく大問題なのでした

まず、我々とちゃん子夫婦の関係について、現状把握です

  1. ちゃん子夫婦とは連絡はとれる
  2. ちゃん子夫婦は、家督を継がないと決め、我が家にその一切を移譲すると言っている
  3. 実家と義母の面倒を今後もみる気はないので、全てを放棄する意思がある
  4. ちゃん子だけ、実家の権利が自分にあるので、許されるのなら自分の子供に残してあげたいと言っている

このような状態です。この時点で難航しそうなのは4の部分だけでした。そのため、このあたりの認識を再確認するべく、話し合いを行いました。

結論としては、2と3がある以上、4だけが守られるということはないと伝えました。ちゃん子自身も、そこは理解していたものの最終的に我が子の今後にという気持ちが少しだけ邪魔していたようです。

正直に言えば、どのツラ下げてそんな身勝手なこと言ってるの?という感じ。「実家を快く譲って頂いたので、お義兄さんたちに面倒をかけないように、実家と義母の面倒はしっかりこちらでみていきます。安心してください」と、義父の葬儀の後と、義父の実母の葬儀の時の2度、わかめ君からこんな話を聞かされたことを記憶しています。ちなみに、祖母の葬儀の際などは、既に義母が義父の遺産を使い果たしていたようで、金欠だったため我が家に葬儀代を貸してくれと頼まれた後でした(その際は貸さずに、香典として葬儀代の半額ほどを包みました)

そういう状況の人たちから、安心してとか、任せてなんて言われても・・・信用なんて全くできるわけないじゃん!と内心感じていました。

子供に残してあげたいと本気で思うなら、なぜ義母を捨てて自分勝手に放棄していった?なぜその時我々にひとことも相談しなかった?挙句、売れたら子供にお金をくださいと?義母の介護がこれからどれだけ続くのかわからないし、どういうレベルの介護になるのかわからないし、それにどのくらいの費用がかかっていくのかもわからない。そういう相手に全部丸投げしておいて、自分の子供にはお金を残したいだと?ジコチューもほどほどにしておけ!と思いました。

こうして、実家の売却についてはちゃん子夫婦の同意を得て、代理売買の契約をとるまでこぎつけたのでした。

ちなみに、この間の不動産業者との折衝の手間。実家の固定資産税の滞納分、公共料金の滞納分などはすべてこちらで立替を行いました。ありがとうございますのひとことも無かったな。なんで他人名義の固定資産税をこちらで立替なきゃならないのかな?と。ちゃん子夫婦もそう思わなかったのだろうか?売却したらそのお金で賄えということだろうか?

こんなにコケにされた気分になったのは久しぶりでした。