手が震える高齢者は多いのだろうと思います。義母もそうです。病気の影響、加齢によるものなど原因は様々でしょう。義母はどちらもというところですね。心筋梗塞をやってますし、リウマチ、糖尿、お薬などさまざまな要因が関係しているでしょうと医師からも言われています。
こぼすこと自体は仕方ないですよね。自分で気がついて処理してくれれば良い。本音を言えば、汚してもらうのは嫌ですけど。
義母がちょっとダメな点は、こぼすことをわかっているのに、わざわざテーブルと椅子の隙間を広くとって、震える手で口元まで食べ物を運んでこようとする癖。まあまあ若い頃なら、正確に口まで運べるのかもしれませんが、私たちでさえ、こぼしたら困るカレーやエビチリみたいな餡掛けの食べ物、麺類なんていうものは自分の口をテーブルに近づけに行きますよね。こぼれてもテーブルの上だけで処理できるから。なのに、義母はそんなのおかまいなし。
「あのね。毎回困っているんだけど、なんでダイニングチェアの座るところにカレーとかのシミがあるのだろう?ここにあるということは、洋服にもついていると思うよ」
「え?気がつかなかった」
「前から何度も言ってると思うんだけどね」
「え〜。こぼしてた?」
「見る?」
「あ〜。ごめんね。こんなにこぼしているんだ」
「洋服は大丈夫なの?大丈夫じゃないよねたぶん」
「大丈夫だよ」
「なぜ?確認してよ・・・なんで見もしないで大丈夫って言えるの」
「・・・あ、付いてる(手でこすりつけようとする)」
「だから擦るなって。余計汚れ落ちなくなるから。なんで乾いた指で擦るの?意味ないから」
「ごめんね・・・」
「掃除するから大丈夫だけど。食べる時、テーブルに近寄って食べてください。毎回忘れるので、張り紙しておくね。それと洋服もいい加減洗濯に出してください。これも毎回忘れるようだから、張り紙しておきますね」
「ごめんね・・・」
明日には忘れているかな。なので張り紙をしようと思います。もう言い飽きた感もありますし、虐待している気分にもなってくるので、本当に辛いです。言いたくないことをシツコク言わなければならないストレス。でも言わないでおけば家中崩壊してしまいますので、ここは嫌な奴にならないといけない場面。誰かがやらないといけない。