内科の定期検査でした。いつもの通院でいつもの薬をもらってくるだけなので、そろそろひとりでも大丈夫かな?と思い付き添いなしで行ってもらうことになりました。
出発前のお約束として、私も午後に外出したい用事があるから、病院と薬局へ寄ったら必ずまっすぐに帰ることを伝えました。
- 朝8:15分、義母出発
- だいたい正午前にはいつも終わるが、義母帰ってこず
- 13:45過ぎ。さすがに遅いので病院の担当科へ連絡。12時05分には会計が終わっていますとのこと。薬に時間がかかることはあるので、今度は薬局へ電話をした。結果12時50分には薬を出して帰られたとの話
- どこか寄り道しているのかな?と思ったことと、仕事中だったのでしばらく待つ
- 15時30分。まだ帰らず。これは困ったと妻にLINEをした。迷子の可能性があるのではないかと。
- 16時00分。どうしようかと妻との会話。もう少しだけ待つことに
- 16時45分、義母帰宅。タクシーで。
どういうことなんだろうか?全てが謎だったのでちょっとキョトンとしてしまいました。
「お義母さん。どうしたの?」
「バスで駅前に出たんだけど、どこに行けば良いかわからなくなって迷った。自分の居場所もわからないし、歩けないからタクシーで帰ってきた」
「そうなんだ。ところで駅前には何をしに行ったの?」
「補聴器の修理に行こうかと思って」
「え?どうして急に」
「最近聞こえないの。困ってしまって」
「見せて」
電池を変えても直りません。確かに見てもらったほうが良いけど、いままで一度もひとりで行ったことなどないのに、なぞ突然行ったのか不思議だった。ちなみに、聞こえない原因は耳カスが溜まり過ぎていたから。
「直ったよ。ところで約束していたこと忘れたんだ」
「約束?してた?あ〜まっすぐ帰るってことね。ごめんね」
「約束よりも補聴器を優先しちゃったってことね」
「直したいなと思って。すぐに行けるなと思ったから・・・」
「迷子じゃなくて良かったよ。」
ここから何も言う気はありませんでした。どうせ言ってもどうにもならないし。ただひとつだけ冷静に注意をさせてもらいました。
「お義母さん。今日、私午後に外出するからと言って約束してもらったけど、やっぱり守れないようだから今後はひとりで何もさせられないからね。やっぱりそういうところを守るっていうのがルールだし、マナーでもあると思うのね。一人暮らしだったら何やっても構わないだろうけど、同居している以上相手がいるので、そこへの配慮って必要だと思います」
これだけを伝えました。もちろんこの話も忘れられるので意味がないのはわかっていますが・・・一応。