内心、「ホント、バカなんじゃないの?」と思った行動です。なんと言っても嘘をついているのが義母ですからね・・・もうホコロビすぎて嘘から何本も紐がほつれて見え見えの状態。容易にバレます。
病院の帰り。義母が散歩がてらに薬をとりに行くと言うのでお願いすることに。義母専用の財布を用意していますので、薬を買うのに十分なお金を札のみで入れて渡しました。この時点で、レシートとお釣りが合致しないとバレると子供でも想像できそうですが、義母はできません。ここからゴリゴリの嘘を淀みなく作り出すのです。義母が帰ってきてからの話です。
「あれ?お義母さん。レシートどうしたの?必ず持ち帰ってと言ったはずだけど」
「え?入ってない?あれ・・・。あ、ここだ」
義母がバッグを探していると、既にチラチラと見慣れぬレジ袋が見えます。
「あ、あったね。レシート見せて。あれ、お釣りとレシートの金額が合わないんだけど、どうしたんだろうね?」
「え〜?薬買っただけだと思うけど・・・」
「思うけど?・・・そうなんだ。困ったね、お金なくなってるね。」
「薬買って帰ってきたから」
「他には?何か買ったの忘れていない?250円程度のものだと思うよ」
「え〜・・・確か・・・」
「どうしたの?」
「あの、これ食べたくて買ってしまったの」
「そうなんだ」
バツが悪そうにバッグに隠していたレジ袋を取り出すと、見せてくれました。中には黒飴。実は前にもこの飴を買って食べていたのは見ていたので、相当好きなんだなと思いました。
「お義母さん。食べたい気持ちはよくわかるんだけど。今、糖尿病の薬の調整で月に何度も通っている最中だよね。1日潰れるほど大変なのわかってる?私、仕事のスケジュールを調整してそれに対処しているんだよね。そうやって人の手を借りながら、当事者のお義母さんはこういう砂糖の塊みたいなもの食べるって、どうなんだろうね?」
「あいちゃん(うちの子です)も食べると思って・・・」
「食べないよね?というか、前もこれお義母さんが全部食べてたでしょ?」
「私が全部食べるから。」
「・・・いや、そういうことではなくて」
病的というのはこういうことを言うのでしょうか?糖尿病患者が、薬の効きが悪いと言われて通院しながら、一方で飴をバクバクと食べるという行動。肺がん末期でタバコ吸う人の行動に似ているのかもしれません。わからなくはないけど・・・。せめて自己完結できる人がやって欲しいかなと思います。私、仕方なく通院付き添いしているので。
2日後、飴をチェックしてみるともうありませんでした。2日で飴一袋を全部食べてしまったようです。実家では誰も管理などしていませんでしたので、恐らくこういう無尽蔵な食べ方を普通に繰り返していたのでしょう。
そりゃ数値も改善しないだろうなぁ。