私ってマナーどうやって覚えたかな?と思い出していました。子供の頃にも親から教えられたし、その後、学校教育や地域の活動、もちろん社会に出てからもたくさん学んできたと思います。
義母の行動をみていると、どうも???なところが多いです。確か中学校卒業って言ってたけど、その後会社で働いていたとも聞いていましたし、家庭を持ち子供を教育してきたと思いますので、人に教える立場を経験してきたのであればそれなりにマナーというものを覚えてきたのではないかと思っていました。実際、妻のマナーはごく普通なのがその証拠だと思います。
最近義母の様子をみていると、私が学んできたマナー、一般常識、または空気を読むとか言いますけどそれとは少し違った行動をとることが多くて。その度に「え〜、マジで?」ということが多くなってきました。
私が戸惑った母の行動
- エレベーター。降りる人先ということがマナーと思っていましたが、義母はドアが開いたと同時に乗り込む
- ビニールなど、口が開けられないものがあると、指をペロりとして開ける。その指は洗わないし拭かない。
- ティッシュ。鼻をかんだり目ヤニをとったりしたものを、黄ばむまで使い回す。そして衣類にポケットがついていればそこに入れる。
- テーブル布巾で床を拭く
- 砂糖などがついたスプーンをペロッと舐めて、そのまま洗わない
- 手を洗うという習慣がとにかくない。ゴミや土、排泄終わりに触った手すら洗わない
これらは公共スペースや家の中とか、他人が絡んだスペースで行う問題行動の一部です。他、細かいものは忘れてしまうほど大量にあるので割愛します。ちなみに、他人が絡まない、自分だけのパーソナルスペースで行う問題行動もありますが、これを言い出すとキリがないのでやめます。
行動は変えられるものもある
よく「長年染み付いた癖」とか言いますよね。だからやめられないのだと。しかし、やめられるものもあるようです。
私が義母にやめてほしいことをお願いする際、いつも心がけていることがあります。
- やめて欲しいことを明確に、しっかり伝える。「これをやめてほしい」と伝える
- やめて欲しい行動について、この行動をするとどうなるのか?をしっかり伝える。「手を洗わないと、その汚れた手で後から触ったものがどんどん汚れていく」など。
- 必ず理由を伝える。「エレベーター。先に降りる人を優先しないと、降りたい人が困るから」とか。「テーブル布巾で床を拭くと、次にテーブルを拭くときは床の雑巾で拭くことと同じことになって、気持ち的に許せないから」とか。遠慮せずに「嫌だ」という意思表示をしっかり伝える
これらを心がけています。やりはじめた当初、毎回「注意があります」からスタートする話に、義母が身構えていたことを覚えています。今は普通に聞いてくれます。おそらく行動についての問題点とやめて欲しい理由がセットだからだと思います。これは、ただの悪口や批判ではありません。「エレベーターは降りる人が先なんだ!覚えとけ!」なんて言ったら、聞く方も攻撃されただけと捉えますよね。「なんだその言い草は!」となります。これでは絶対に伝わらないです。
偉そうなことを説明してみましたが、義母の現在の様子は注意した数週間は気を付けるけど、そのうち忘れてしまいます。その都度また同じ注意を行います。この繰り返しです。エンドレスな感じはありますが、やらないよりはマシ。介護って本当に大変だと思う瞬間です。