デイサービスでのお漏らし、2連続

またまたお漏らし。最近どうしたんだろう?本人に聞いてみました。

「デイサービスから帰る間際、お腹が痛くてトイレに並んでいたの。前に順番待ちしている人が二、三人いて、全然進まないからそのうち我慢できなくなって漏らしてしまった。誰も譲ってくれないんだよね。デイサービスのトイレも少ないし」

「前回のお漏らしの時は、どうだったの?」

「前回も一緒。いつもトイレに並んでいるから、漏らしてしまうの」

「・・・なんか出来すぎてる話だけど、本当にそうなの?」

「本当だよ」

話している最中になんとなく察知していましたが、これは作り話だなと。本人に聞いても事実はわからないのでデイサービスに問い合せすることにしました。

「お漏らしした経緯ですが、本人が言うには夕方お腹が痛くてトイレに行ったら順番待ちしていて、間に合わずに漏らしたと訴えております。事実でしょうか?」

「そうですね・・・おやつ前の二時頃だと思いますが、職員がトイレの洗面所で歯磨きしていた時に偶然便臭がしてきたようで、確認してみるとご本人がトイレでお漏らしされて動揺されていたようです」

「トイレが順番待ちしていたことはないですし、二回とも誰もいないトイレの個室でご本人がお漏らしの処理をしていたところを発見しているので、順番待ちで間に合わず漏らしたということはなかったです」

「わかりました。ご迷惑おかけしてすみませんでした」

「いえいえ、これも仕事なので全然大丈夫です。続いているようなので、できれば次回からトレーニングパンツとその替えを入れて頂ければ幸いです。」

この事実って実はとても重要なんです。

母の言うとおり、もしトイレの順番待ちで間に合わないのであれば、トイレの数が足りないのか、利用のルールを改善しないと困ります。誰でも下痢などの際には長時間待ちきれない場合も多いので問題がありますよね。

今回は、下痢をして自分でトイレに行ったけど間に合わなかったというだけの話でした。しかも二回とも。これは問題が全く別であって便意があった時にそれが下痢になるというのが問題。内科で処方されている薬を調整することを考えなきゃならないのかなとなります。または下痢と便秘を繰り返しているので、何か病気なのかな?とか。そっちの心配をしなきゃならない。義母にもデイサービスさんの裏どりをしたあとで改めて話をしてみました。

「お義母さん、トイレで漏らしてしまったんだってね」

「譲ってもらえなくて・・・」

「違う違う、トイレの中で漏らしてたみたいだよ。スタッフさんに助けてもらったんでしょ?お礼いった?」

「そうなの。悪いことしたわ。迷惑ばっかりかけて申し訳ないわ」

「漏らすのは仕方ないけど、黙って隠しているのはダメだね。それと、作り話もよくないと思うよ。お義母さんの作り話は、悪くない人を悪者にするものだから、よくないと思うけどね」

「作り話ではないけど・・・悪かったわね」

お漏らしをしてしまったことに屈辱を味わったのでしょうから、これ以上の追い討ちをかけるのは止めました。あくまでも自分は悪くないということにしたいのでしょう。

お義母さんには悪いけど、人に迷惑をかけ、自分の間違いを人のせいにして、自分の非を素直に認められないような人間には成り下がりたくないなと、本気で思いました。これも病気のせいですか?いや、違うと思います。こうやって生きてきたのかな?と感じています。哀れでしかないです。