夜中の徘徊が突然始まってビックリ

日中、義母が何度も外へ出て行って戻ってくるを繰り返していました。必ず戻ってくる距離らしいのでそのまま放置していました。回数がとんでもなく多いので、いちいち止めに行く時間もないので。そして夜9時。義母は7時には寝床につくのでいつもなら少し寝ている時間。起きたとしてもトイレに行くだけです。

玄関ホールに面した引き戸をひく音がしました。トイレに行くのだろうと思っていると、空気が一瞬流れる音がしました。外に出ていったのです。我々も出てみるともう姿が見えません。走っていったようです。普段はすり足でヨチヨチ歩きしかできないような人なのに、まるで別人のように走っていました。実際にこれをみると不思議な気持ちになります。足上げて走れるんだ・・・と。人格が変わって、体も変化したとか?まるでオカルトですね。

妻が近所を探すと家の裏の道路にいました。呼び戻して家に入ると息がきれています。心筋梗塞をやっているので、気が気じゃ無い。倒れでもしたらどうするのだろうか?

「どうして走っていくの?」

「だって、声がするほうに言っても姿が見えないんだもの」

「それは、はじめから居ないからでしょ?」

「そうなの?いるよ?」

「居ないって(何度も言ってんだろぉ〜〜〜!)」

「そうかしら?声聞こえるんだよ」

「それは幻聴ね(あなたの頭だけで聞こえているの)」

「わかんない」

夜中に徘徊されても困るので、玄関から出られないように、内鍵のロックを抜いておきました。