実家を整理する準備に入る

入院前、義母とは今後のある程度の方針と言いますか、身の振り方を話しあっていました。義母の中で決心していたことは、実家にはもう戻りたくないということ。正確に言うと実家の”周辺”に戻りたくないということのようでした。

我々も既に家は持っていますので、我々がそこに住むという考えはありません。他の選択肢としては、

  • 売却する
  • 賃貸にする
  • 駐車場など、投資にまわす

まず賃貸。築60年以上の古家で、接道も狭いのでお世辞にも好条件な物件ではありません。公共交通機関のアクセスもめちゃくちゃ悪い。かと言って、100坪を超えるそこそこ大きな土地なので、固定資産税など維持管理も含めるとそんなに安売りするような条件は出せないだろうなということ。自分たちが借りたいと思わないものは、他の人も借りないよなということでこれはすぐに候補から消えました。

次に投資物件として管理すること。これも少し考えましたけど、賃貸と同じ理由で、あまり良い立地条件ではないものに、例えばアパートなどを建てたとしても、どのくらいで回収できるのだろうか?ということ。部屋が埋まらなければプレッシャーになるだけですし。よってこれも候補から脱落。ということで消去法的に売却しかなくなりました。どうせなら早く売った方が無駄な維持管理もしなくて済みます。というわけで早速実家の売却に向けた整理に動くことになりました。

介護って、単純に人の面倒をみるだけではないところが手間がかかるところだと思います。介護する人が背負ってきた人生そのものを引き継ぐようなものだなと、この時少しだけ感じました。