深夜の徘徊がはじまる

夜中の1時頃。下でゴソゴソと音がしました。どうやら玄関が閉まっているので開けられないようです。外に出ようとしている。諦めて自室に戻っていきました。

でも引き戸を開ける音が何度かします。何しているのかなと?

そう思ってしばらく音だけを聞いていたら、車庫の防犯カメラのアラートが鳴りました。人感センサーが作動して録画が開始するとスマホに通知が入る設定になっています。あ!たぶん出たかも。急いで下に降りて行くと、なんと和室の窓から裸足で外に出たようです。急いで妻を起こしに行きました。

「ったく、なに考えてんだろ・・・」

「仕方ないの」

「イライラする。頭がおかしすぎて」

「そういう病気だから仕方ないでしょ」

確かに妻が言うとおり、なに考えてるのかな?とは思います。恐らく何も考えてはいないのだろうとも思っています。これが病気なのですから。脳の機能障害だから自分ではどうしようもない行動なのでしょう。

妻がまた探しにでかけました。すぐに戻ってきました。近くの公園の側にいたそうです。

裸足で出ていくなんてやっぱり普通じゃ無い。息も切れ切れで帰ってきました。

徘徊後に迷子にはならないけど、義母の意思とは無関係に走ったりするのは流石に危険。いよいよ入院の準備だろうなと感じました。