昨日夕飯の時、義母の顔をみてみると左目が真っ赤に充血していました。白目がほぼ真っ赤で結構ひどい見た目になっていたのです。
「左目、どうしたの?」
「これ、今日の朝起きたらなってたの」
「なんだろうね?。擦ったとかは?痒くない?」
「どっちもないね」
「他に体調悪くない?」
「なんとなく力はいらない気はするけど、そんなに変わりはないかな」
「ん〜困ったね。2、3日様子見して変わらないようなら眼科かな?もしくは薬の影響かもしれないから、糖尿内科かも」
「そうだわね。ごめんね心配させて」
私、普段は頭の中で義母に対しての悪態ばかりついておりますが、なぜか義母の体調不良や異変については、そういう感情なしで普通に心配できます。なんとなくですが、私が管理しておきながら、義母の体調不良を見抜けなかったとなれば、寝覚めが悪いだろうなと思ってしまうのです。
そして今日の朝。朝食時に義母の顔をみるとやはり目は真っ赤でした。血の止まりは悪いから、普通の人より治りは悪いだろうと。そんな程度で考えていた矢先義母から声がかかりました。
「どく君あのね、今朝おしっこしたら、真っ赤だったんだよね。」
「え〜?血尿かぁ。これは間違いなく糖尿内科だね」
「びっくりしたんだよね」
「それはそうだよ。誰でも心配だよ。今日、病院行く手配するから出かける準備してちょっと待っててね」
それから、かかりつけの病院へ電話をしました。担当医がいないので、たらい回しにあいました。
- 大学病院分院の糖尿内科(泌尿器科に行ってみてほしいので、本院の泌尿器科へ問合せてくれと)
- 大学病院本院の泌尿器科(泌尿器科は初診になってしまうので、まずは町医者へ行って紹介状を持ってこい!との旨をオブラートに包まれて伝えられる)
- 町医者の泌尿器科で受診。エコー診断の結果は腫れなど気になる点はないとのこと。糖尿内科など、多数の投薬を行っているので、まずはかかりつけの内科を受診したほうが良いと言われる。恐らく血がサラサラになる薬の何かが影響していると見るのが妥当だからと。診断書のような手紙を渡されて帰宅
- 大学病院分院の糖尿内科へ再度連絡(本院から町の泌尿器科へ行けと言われ、今度はまた分院の内科へ行けと言われている。たらい回し状態ですね!と若干嫌味を看護師に伝えた)
- 折り返しの電話で、糖尿内科の担当医不在だと伝えられる。本院ではみてくれないのか?と再度聞かれた。もう一度電話しろと言うので、無駄だと思いながら応諾。
- 本院の循環器科に電話。担当医と相談するから待てと言われ、待った結果帰ってきた回答は「今は分院の内科で管轄されている患者さんなので、分院に全部のデータなども送っている。この件だけをこちらで観るというよりも、分院でなんとかするべき問題なので、分院で受診を渋るようなら、本院の担当医から直接連絡差し上げると伝えてくれ」と言われた。早い話「お前、分院の分際で本院に丸投げするなよ。そっちで面倒みるのがスジだろ?俺を誰だと思ってるんだ?ごちゃごちゃ言わないで分院で受診させろ」ということだと思いました。医者って大変ね。
- 分院の内科に再度連絡。ざっくりと「本院の担当医さんが、分院で観るべきだろ!とお怒りのようですぜ、ダンナ」ということを分院看護師さんに伝えました。すると、別の内科医が夕方近くなら観れるので来てくださいとのことでようやく落ち着きました。
・・・なら最初からその判断しろや〜!と思いました。だいたい想像がついていましたが、何も担当医じゃなくても診れるわけで。内科で外科手術をやれと言ってるわけでもないんだから。看護師さんも板挟みで大変そうでした。気の毒になってしまいました。
電話を切った瞬間に思わず笑ってしまいました。ほんとに無駄な時間を過ごすと怒りを通り越して呆れて笑ってしまいますね。
ということで、夕方内科へ。とても良い先生でした。説明が明瞭すぎてよく理解できました。簡単に言うと、薬をちょっと止めてみてと。尿から糖を排出する薬を飲んでいるので、尿路感染を起こしやすくなっていて、そこからちょっと出血したのが止まらなくなって血尿になったのだろうと。真っ赤に見えるけど、実はわずかの量が少しずつ出てこの色になるので、大量出血とかではないから心配しないでねと。ついでに薬の効きを弱めるために納豆を3日ほど食べても良いよと。今日予約を入れて、3日後に糖尿内科で指示を受けてねと。以上が診察でした。
義母にこの話を伝えました。ほぼ筆談で。それまでずっと心配な顔をして、いよいよ死ぬのではないか?という悲壮感さえ漂っていたのですが、話を終えたあとで一転。ニコニコの顔になりました。
「今日1日、本当に迷惑かけました。ありがとね」
「いやいや、放っておけないから動いたまでだよ(気持ち的には本当に1日潰れたから大変だったけど)」
ということで一件落着でした。お疲れさまでした。