義母の啜り食べの悪い癖について

私がまだ小さな頃、実母によく注意されていたことを思い出しました。

「スープや汁物は大きな音を立てて啜って食べるのはマナー違反だよ」

私の実家は底辺みたいな極貧家庭でしたけど、それでも箸の持ち方や、使い方、ある程度の食事マナーなんてものは教育される機会が多かったです。

今でも外食時にみかけることがありますが、食べ物を口に入れて咀嚼するたびに口を開く“クチャクチャ食べ”の人や、蓋についたものを舌でペロッと舐める人、スプーンや箸を使う前に口でペロッと舐めて意味なく湿らす人。居ますよね・・・。こういう人ドン引きします。絶世の美女だとしても、これを見た瞬間もう無理になります。私の価値観では生理的に無理な癖です。

本題です。義母がこれをやります。クチャクチャ食べだけはしませんけど。他は全部やってます。特に気になるのが、ちょっとした汁気のある食べ物はほぼ啜ってたべること。これが不快でたまりません。今風に言うと「キショい」でしょうか。熱い味噌汁やコーヒー程度なら、冷ましながら飲むのでわからなくもないですが、カレーやシチュー、中華飯、麺類などまで、とにかく啜ります。口の筋肉が硬っている影響もあるのか、スプーンで救うような固形料理までたまに啜ります。なんでもジュルジュルです。

「ジュルジュルー。ジュルジュルー」

「お義母さん。ほぼ啜って食べてるけど、誤嚥(誤って気管に入れてしまうこと。ムセルこと)の元だからやめたら?(本心はキモいからやめてということです)」

「あら、すすってる?」

「ほとんどの食事をね。とろろご飯だってそうやってるよ。白飯すする人みたことないけどね」

「あら・・・たぶん癖なのかな。言われたことなかった」

「他人に遠慮するから、外では普通言わないよね。影で言われるパターンね。マナー悪いよねあの人って」

「口からこぼれそうで啜ってしまうのかも」

「失礼だけど、毎回大きな音でジュルジュル聞こえてくるのが、不快なんだよね。」

「悪いわね〜。今度から気を付けるから」

と言ったそばから「ジュルジュルー」。もう爆笑ものです。ドリフのコントで、志村けんさんがやっていたひとみおばあちゃんっていうキャラクターがいましたが、まさにあれ。

妻はこんな癖全くないのに。なんでこうも違うんだろう?この頃から、義母のことを子供の前でだけ「ジュルジュル」というあだ名で呼んだりしています。まるでイジメのような行為です。自分が嫌になりますが、何度も何度もやめてと言ってるのに一向にやめてくれないので、陰でせめてもの反撃をしている気持ちです。ジュルジュルは絶対に無理。