昨日から様子がおかしい義母

今日は歯医者の日でした。歯医者だけは義母ひとりで通院ができるようにしています。次回予約と治療結果の報告だけ私が電話連絡を受けるようにしています。

昨晩のこと。今週は予定が少しだけイレギュラーになる週なので、義母に明日の予定をメモで渡すことにしました。“明日歯医者9:30から”というメモを渡し、念のため確認を行いました。メモを読んでいる義母が首をかしげているので、混乱しているのかな?とは思いました。

「明日、歯医者ね。それと明後日はデイサービスお休みです」

「・・・」

「わかった?大丈夫?」

「・・・」

「どうしたの?」

「明日、病院だよね?」

「え?歯医者ね」

「内科よね?」

「ん?違う歯医者だよ」

「内科は?」

「なぜ内科なの?内科は昨日行ったよね?」

「違う、糖尿病内科のことね」

「え?明日は無いよ」

「2日続けてだよね?27日」

「あれ?ちょっと混乱しているようだから整理しよう」

「糖尿病内科は、次回来月の27日ね。今回はたまたま糖尿病内科だけ2ヶ月後の診察なんだよ。だから明日は歯医者の予約を入れたのね」

「あ!そうなの?いつも2日続けてだから」

「前回はね。メモ渡して、お母さんのカレンダーに貼ってあったよね?あの通りに通院なんだよ」

「そうか」

「で、明日は歯医者ね」

「・・・」

義母の顔をみてわかりましたが、本人はまだ理解できていない様子です。恐らく前回がリウマチ内科の翌日が糖尿病内科だったため、義母としてはリウマチ内科がトリガーになって明日は糖尿病内科という認識になっていると思いました。そんなことがあっての今日。歯医者が終わって帰ってくると

「今から、内科よね?」

「ん?」

「糖尿病の・・・」

あれ?もしかして自分が間違っているのかな?内科あったのかな?心配になって確認しました。でもやはり来月の予定でした。

「お義母さん、昨日も言ったけどそれ来月の予定ね。」

「そうなの?リウマチ内科の次の日糖尿病だよね?」

「それが毎回ということではないってことだよ」

「・・・」

「わからない?」

「わたし、ちょっと理解できないかも」

「それでも良いよ」

「ごめんね訳わからないこと言って」

「大丈夫」

義母の場合、この手の思い込みはいつものことなので珍しいわけではないのですが、ひとつ気になったのは前日ちゃんと説明したはずなことが全く理解されていなかったこと。私としては歯医者に行ったことで、今日は内科じゃないと理解できるかな?と思っていたのです。

それほど難しいスケジュールでもありませんが、義母にはこの程度のことでも理解するのが一苦労だということです。今更ですがだからひとりでは生活できないレベルなわけですけど。

それにしても、あまりにも判断力が低いと介護をする側も本当に困ります。ひとつひとつ丁寧に説明すれば良いのですが、こちらもそれほど暇ではない。かといってこの作業を怠ると、義母のスケジュールが全て狂ってしまいますし。

糖尿病の食事コントロールについて

ここ最近、義母はよく頑張っていると思います。とくに健康面の管理は自分でできる範囲でコツコツと体を動かすことを忘れていないようです。

そのおかげか、座位からの立ち上がりなどがちょっと前と比べると別人のような感じです。すくっと立つことができます。

食事も、私が定期的にチェックしていますが最近ひどすぎる食べ方は無くなってきました。例えばパスタに大量のケチャップを乗せて食べるとか、そういう度が過ぎる食べ方はなくなりました。以前なら無視して暴走していたものが最近ではピタッとなくなりました。注意した直後から実践しているようです。これも凄い進歩。

いまさらになりますが、糖尿病の方の食事って本当に管理が大変ですよね。血糖値って、上がらないようにコントロールしていくのは簡単なのですが、これを“厳密”に実践しようとすると「何が楽しくて食事しているの?」というようなことになります。糖質制限とは言っても、糖質は美味しい食べ物にはほとんど入っています。ギチギチの制限なんかかけたら、野菜と魚、肉しか食えん!みたいなことになってしまいます。これではつまらん!

QOL、クオリティオブライフというようです。文字通り生活の質。重要ですよね。どんなに長生きしたって、毎日が地獄のような窮屈な生活なら死んだほうがマシ。私ならそう思います。かといって暴飲暴食をしていると、モロに結果が出てしまう病気でもあるので、そのあたりのさじ加減ってとっても重要。義母のQOLを考えたとき、食べることがなによりも大好きということですので、食事を楽しくおいしくすること、これが彼女のQOLの最重要に位置付けされるのではないかと思います。

1日の糖質上限。諸説あるようですが、だいたい150g程度でしょうか。ご飯茶碗で100gの白飯が35g程度ですから、3食としてこれだけで105gですね。残り45gですが、義母の場合ここにおかず、デザート、味噌汁、副菜などを入れますので、正直言うと毎日若干のオーバーかな?と思っています。砂糖などは糖質0シュガーを代用したり、おかずなども糖質オーバーにならないような、義母専用メニューにしてなんとか対応していますが、それでもやっぱり150gを上限値とすれば無理!

まあまあ。そこは通院していますし、ある程度薬でコントロールしていけば良いのではないかな?と思っています。毎日ケーキを食べるわけでもないですし、ご飯を2膳とか食べるわけでもない。気を配りながら満足する食事をしていればそれで良しなのだろうなと。最近、強くそう思っています。

排便はあるけど毎回下痢という症状

義母は昔から便秘だそうです。高齢になってからは便秘も酷くなったそうで、聞けば出ない時は2週間近く出ないそうです。あくまでもこれは本人談なので割引してきいておくとして、私が認識している感じからすると定期的にトイレから便臭があるのは、1週間に一度くらいなのかな?とは思います。

というわけで、病院からは下剤を処方されています。

あまり飲み過ぎると頻回の下痢になるようなので、調整して今現在は1日寝る前に2錠になっています。ですがこれでも強過ぎるそうです。下痢が続いているようなので、2錠のところを1錠にしていましたが、これでもダメで1日置きに1錠にしていました。これで4日置きに1回の排便だそうです。でもやはり下痢。

排便イコール下痢らしいので、毎回、腹痛を伴って急にトイレへ行く状態らしいです。これでは困りますよね。落ち着いて外出もできない感じなのかな?と。実際、デイサービスでお漏らしをした際もこんな感じだったようなので、改善が必要なのだと思います。

私は便秘なんて全くなったことがないので、その辛さがわかりません。なので、親身になれるような問題でもないし。ただただ、自分は毎日快便で良かったな〜と思っています。

介護サービス担当会議

年一回の介護サービスのスタッフ会議がありました。利用者を交えて今後の介護方針を検討していくという会議です。これ結構大切だと思います。

定期的に利用しているとはいえ、施設側の担当スタッフさんも固定ではありません。毎回違うスタッフさんになったりする場合、母とは初対面になったりすることもあります。その際、利用者がどんな人物なのか、どんな症状であるのか、どんな癖があるのかなどを把握しておくことは介護サービス事業者さんにも共通の認識を持ってもらう点において大切なことだと思います。

では具体的になにを伝えるべきなのか?

義母のことを例としてみます。幻聴がなくなったと訴えていること。そのかわりに作話と妄想が増えていること。コミュニケーション能力が低下したこと。判断力が低下したこと。母を“取り扱う”時に介護する側が判断する材料として重要になるだろうことをお伝えするわけです。

  • 物忘れが多い
  • 記憶に問題はない
  • 幻聴がほぼない
  • 作話・妄想が多い
  • 自分に都合が悪いことは隠す
  • 衝動的行動が多い
  • イレギュラーなことにパニックを起こす傾向がある
  • 特に腕を使う行動に困難がある
  • お漏らしが増えた
  • 難聴がひどく、聞こえていないのにわかったふりをする
  • 会話の理解力が低い。複数の話題があるものは筆談がベスト

義母の現状はこんな感じです。

これがわかっていると、介護する場面で何か問題があったときに、この人はこういう傾向があるからこうかも?というように、対応方法を予測することが容易になると思います。

介護に疲弊してくると、「どうでも良いかな」なんて考えがちになりますよね?私はなりますよ。だけどそれをそのままどうでもよくしていると、結果的に伝達不足が蓄積されて結果としてやらなくても良い作業に振り回されていくという悪循環に陥るはずです。やらなくても良い作業というのは、義母についての情報が不十分で、いちいち確認を求められたりすることです。こういうの結構多いです。お漏らしの件がいい例だと思います。最近、連発してお漏らしが増えている、その原因は下り腹になることがあるから。本人はなかなか言わないので、当面の間、促しを行ってもらうと良いと思う。これを伝えておけば、デイサービスさんのスタッフさんの間で共有してもらえて、スムーズな対応をしてもらえたりします。

ちょっとしたことですが、それが大事なのかなと思います。スタッフさんと面談することがあれば、恥ずかしい、面倒などと思わず、ありのままの利用者の情報を細かすぎるほど伝えておくと良いかと思います。

ちなみに、こういう場面で適当にあしらうような業者は、その後もそのような対応になりますので、少しでも違和感を感じるサービス事業者であれば早いうちにチェンジした方が良いということもお伝えしておきたいです。

デイサービスでのお漏らし、2連続

またまたお漏らし。最近どうしたんだろう?本人に聞いてみました。

「デイサービスから帰る間際、お腹が痛くてトイレに並んでいたの。前に順番待ちしている人が二、三人いて、全然進まないからそのうち我慢できなくなって漏らしてしまった。誰も譲ってくれないんだよね。デイサービスのトイレも少ないし」

「前回のお漏らしの時は、どうだったの?」

「前回も一緒。いつもトイレに並んでいるから、漏らしてしまうの」

「・・・なんか出来すぎてる話だけど、本当にそうなの?」

「本当だよ」

話している最中になんとなく察知していましたが、これは作り話だなと。本人に聞いても事実はわからないのでデイサービスに問い合せすることにしました。

「お漏らしした経緯ですが、本人が言うには夕方お腹が痛くてトイレに行ったら順番待ちしていて、間に合わずに漏らしたと訴えております。事実でしょうか?」

「そうですね・・・おやつ前の二時頃だと思いますが、職員がトイレの洗面所で歯磨きしていた時に偶然便臭がしてきたようで、確認してみるとご本人がトイレでお漏らしされて動揺されていたようです」

「トイレが順番待ちしていたことはないですし、二回とも誰もいないトイレの個室でご本人がお漏らしの処理をしていたところを発見しているので、順番待ちで間に合わず漏らしたということはなかったです」

「わかりました。ご迷惑おかけしてすみませんでした」

「いえいえ、これも仕事なので全然大丈夫です。続いているようなので、できれば次回からトレーニングパンツとその替えを入れて頂ければ幸いです。」

この事実って実はとても重要なんです。

母の言うとおり、もしトイレの順番待ちで間に合わないのであれば、トイレの数が足りないのか、利用のルールを改善しないと困ります。誰でも下痢などの際には長時間待ちきれない場合も多いので問題がありますよね。

今回は、下痢をして自分でトイレに行ったけど間に合わなかったというだけの話でした。しかも二回とも。これは問題が全く別であって便意があった時にそれが下痢になるというのが問題。内科で処方されている薬を調整することを考えなきゃならないのかなとなります。または下痢と便秘を繰り返しているので、何か病気なのかな?とか。そっちの心配をしなきゃならない。義母にもデイサービスさんの裏どりをしたあとで改めて話をしてみました。

「お義母さん、トイレで漏らしてしまったんだってね」

「譲ってもらえなくて・・・」

「違う違う、トイレの中で漏らしてたみたいだよ。スタッフさんに助けてもらったんでしょ?お礼いった?」

「そうなの。悪いことしたわ。迷惑ばっかりかけて申し訳ないわ」

「漏らすのは仕方ないけど、黙って隠しているのはダメだね。それと、作り話もよくないと思うよ。お義母さんの作り話は、悪くない人を悪者にするものだから、よくないと思うけどね」

「作り話ではないけど・・・悪かったわね」

お漏らしをしてしまったことに屈辱を味わったのでしょうから、これ以上の追い討ちをかけるのは止めました。あくまでも自分は悪くないということにしたいのでしょう。

お義母さんには悪いけど、人に迷惑をかけ、自分の間違いを人のせいにして、自分の非を素直に認められないような人間には成り下がりたくないなと、本気で思いました。これも病気のせいですか?いや、違うと思います。こうやって生きてきたのかな?と感じています。哀れでしかないです。

最近、何かが聴こえてきた

「今朝、声が聞こえたのね。私の名前を呼ぶの。女の声」

突然、義母がこんなことを話しかけてきました。ほぼ自分から話しかけるということをしないので、少しびっくりでした。

また始まったようです。前回退院が2022年の11月初旬だったと思うから、ざっと7ヶ月ぶりです。先週末、外から誰か入ってきそうで怖いという話をしていて、妻ともその話をして少し気をつけて様子をみていこうと話あっていたところでした。

これまで2回の入院がありましたが、いずれも同様の訴えから徐々に悪化していった経緯がありましたので、今回も恐らく悪化する可能性が高いと思います。

「なんか、遠くの大通りから女の人が私の名前を呼ぶのよね」

「へ〜」

「名前だけ呼んで終わり。なんなのかしら。怖い」

「家の中には入ってこないから、安心して」

「ちゃん子かしら?わからないけど」

「違うと思うよ」

「私、この家出て行こうかしらと考えたの」

「出て行ってどうするの?」

「ひとりで生活するよ」

「できると思うの?」

「・・・わからない。いつも迷惑かけてばかりで申し訳ないからさ」

「もう慣れたから、気にしなくていいよ。健康に気をつけて穏やかに生活してもらえばありがたいだけだよ。迷惑なんてお互いさまだから」

「感謝しているよ。いつもありがとうね」

「わかってるよ」

「声が聞こえると、怖いのね。耳栓したら聞こえないかしら?」

「・・・いや、耳栓しなくても聴こえないでしょ?(笑)」

「そう?」

「ん???」

前もそうだったことを思い出しました。どうやら、自分が何か失敗を続けて起こしたりすると、気力を失って「出ていく」ということになるようです。この「出ていく」。妻から以前聞いていた話を思い出しました。同じ理屈だなと。

まだ義父が存命だったころ、義父から怒られて喧嘩したりすると、すぐに家を飛び出していたそうです。行く宛もなく。当時まだ存在していた義母の実家まで帰っていたこともあったとか?そういう「癖」がある人なのでしょう。

怒られる→自分は悪くない→自分は可哀想→家出をしてショックを受けていることをアピールしてやろう。だいたい後先考えずにこういう行動をする人というのは、こういう思考なのかな?と考えてしまいます。だって、あなたその当時、うちの妻が子供で子育て中だったでしょ?それを放棄してまで出て行って。そこに責任感なんてなかったのでしょう。それよりも自分の悲劇のヒロインを優先したような感じにしか見えませんので。

実際問題として、義母がいまさら出ていくなんて言い出したら、本当に損害賠償ものの騒動になると思います。わざわざリフォームまでして、介護で相当な時間を費やして、とんでもない行動の後始末を延々させられて。挙句、出て行ってから「困ったから面倒見にきて〜」なんて、恥ずかしげもなくまた頼ってくるのでしょう?他に誰もあてがない以上そうならざるを得ないのですから。

まったく。勝手気ままもいい加減にしてほしいものです。

義母のお部屋がいつも臭う原因を探る

人は誰しも臭う・・・。ちなみに私も臭います。自分でもわかるので、注意していますがそれでも体臭と言いますか加齢臭と言いますか、油のような?臭いはなかなか消えません。自分なりに対策をしていますが、こればかりはなんともならないというか。

義母も高齢なので、それなりに老人独特の臭いはあると思います。それ自体は特に問題ではないです。不快な臭いではありませんので。ただし、不注意や怠慢でのそれならば話はちょっと違ってきますよね。今回はそんな話です。

  • 自室のゴミ箱に生理用品の使用済みを捨てる。蓋がないゴミ箱
  • ゴミの日を教えているけど、自分で捨てるという感覚がない
  • 衣類を洗濯に出すことを忘れている
  • 歯磨きを忘れて寝る

義母に注意してもらいたい事柄は上のような感じのものです。もう何度も書いてきましたが、やはり基本的な衛生観念がどこか欠落しているというか。病気の影響なのかわかりませんが、とにかく身の回りを綺麗に保つという行動を何もしないというのが義母なので、放置していればどんどん汚れていく一方という感じです。これでは密閉された6畳の空間もいろいろな臭いが溜まっていくのは当然なのでしょう。

「お義母さん。いくつかお願いがあります」

「なあに?」

「あのね。もう少し身の回りの整頓に気を配ってもらえないかな?。例えばパジャマ。いつになったら洗濯に出すの?」

「1週間ごとで良いかなと思ってた」

「その1週間すら全く洗濯に出していないの気がついてる?」

「え?そうかしら?」

「だって。私毎回洗濯物片付けているけど、見たことないから」

「あら、嫌だわね。気を付けるから」

「それと。ここのゴミ箱に生理用品の使ったのを捨てるのやめてもらえない?。ゴミ箱だけじゃなくて、部屋中変な臭いが漂うのね」

「そうなんだ・・・ごめんね。」

「ここで変えているのだろうけど、トイレでやってくれない?」

「わかった」

「それとゴミ捨て。自分ではできないかな?」

「なんか、いっぱいになってからで良いかなと思って」

「そうか・・・。お義母さん、タンとかツバとか鼻水とか目ヤニとか頻繁にティッシュでとっているけど、そういうものも臭いがあるのね。時間経つとさらに臭うからさ。週に二回ゴミの日だから、必ず出してほしいのね」

「わかった。今度からやるね」

「あと歯磨き忘れないように。最近ほとんど忘れていないけど。忘れていると結構臭うからね」

「わかった。なんか私いろいろ忘れて自分でも嫌になってくる」

正直、私も妻の親に対してこういうデリケートな話題の注意なんてしたくありません。しかし、妻はもともと義母が同居する前から自分の親とのコミュニケーションが上手だったわけではなくて、むしろ常に距離をとっていた感すら見られました。なので同居がはじまってもそれは変わらず。むしろさらに距離をとるようになりました。

となれば、管理するのは私しかいないわけです。まあ、私は義母とは他人なので、案外言いづらい話もザックリ切り込むことに躊躇はありませんので、適任なのはむしろ私になるのかもしれませんけど。それにしても・・・「お義母さん、臭うよ」というのは、やっぱり何度も何度も言いたくないよなと。できれば一度言ったらわかってもらって以後は自分で注意してほしいところなのですが、それは義母の物忘れによって毎回リセットされる感じです。

これも難しい問題です。

義母としては事実、私からすれば作り話

宅配便の業者さんがきました。運悪く誰も手が離せなかったので、宅配BOXに投函して帰っていきました。宅配業者さんが去る音が聞こえてしばらくして、玄関が開く音がしました。たぶん義母が開けたのだと理解しました。その後しばらくしてリビングに母がきました。

「今、運送会社の人がポストに何か入れていったよ」

「そうね。玄関わきの宅配ボックスだよね?」

「そう。なんか右往左往してたわよ」

「いや、してないよ。宅配ボックスに入れていっただけなんだよ」

「話かけたら、留守だと思ってどこに入れたら良いか迷っていたって言ってた」

「話?・・・していないよね?誰も玄関開けて対応していなかったのは知ってるんだけど。お義母さんも出ていないでしょ?業者さんが居なくなってから出たんじゃないのかな?」

「なんか・・・わかんない」

この話、事実は応答がなかったので宅配ボックスに入れたというところまでです。宅配業者さんは右往左往していないし、迷わず宅配ボックスに入れていきました。そして、業者さんが既にいなくなってから母が玄関を開けたので、既に誰も居なかったはず。

この程度の話なら誰も困りませんし、誰の迷惑にもならないのでまあまあ・・・と言う話です。だけどこれが原因で今までいろんな出来事が一大事に発展してきた経緯があります。いままでずっと義母のことを見てきましたが、彼女は事実に自分の想像、というか妄想?を付け加えることが好きなようです。これは大変困りものなのですが、どうすることもできません。やめてと言ったところで、本人にとってはこれが事実と思い込んで話をしているので、作り話をしている感覚がないからです。

難しい問題です。

デイサービスでのお漏らし

デイサービスから帰宅すると、いつものバッグの他に紙袋に入った衣類がありました。以前も洋服を汚してしまった際にこういう形で渡されることはあったので、そう思っていました。義母も何も言わなかったので、そのまま本人が洗濯機に入れてくれるだろうと思い放置。

そんなことで翌朝。妻とのやりとり

「母、デイサービスでお漏らししたんだって」

「え?お義母さんから言われたの?」

「見慣れないズボンが入っていたから本人に聞いたの。そうしたらやってたんだって。」

「そうなんだ」

また隠していたのか・・・絶対に言わないと決めているんだろうな。

ちなみに、お漏らししたものはデイサービスで水洗いしてもらったらしいです。気がつかず汚れたままのズボンを洗ったわけではなかったので、その部分は助かりました。気がつかなかったら汚れたものをそのまま黙って洗濯機に入れていただろうなとは思いました。

でもでも。デイサービスさんを信用していないわけではないけど、あちらも商売だから100%丁寧にやってくれる保証というものはないわけで。たまたま忙しくて、たまたま雑なスタッフさんが洗ってくれたとして、たまたま洗い残しがあったりしたら、それは先洗いしていないというのと同じになったりするわけで。そうなると、うんちが半分ついたものを気がつかずそのままみんなの衣類と同じに洗濯機に入れて回してた・・・みたいなこともなきにしもあらず。

こういうこと、義母は考えてくれていないということになります。

だから嫌いなのです。病気だとはわかっているけど、いくらなんでもそりゃないよね?というイライラです。

要介護2になりました

約ひと月前に行った認定の結果、介護度が今よりひとつ上がって要介護2になりました。

サービスの利用の幅が広がることは喜ばしいことです。実際のところ、今の義母の介護負担に照らし合わせると週2のデイサービスと週1の入浴サービスで十分なのですが、今後義母の状態が悪化しないとは言い難いですし、それが突然やってくる可能性も十分あります。もしもの時の保険としても少しでも使える単位を確保しておくのは重要なことだと思います。