介護の時にとても便利な「ウィークリーメディシンケース」

薬の管理ボックスはいろいろなメーカーさんで発売されています。ですが、私が探していたもので該当するものがなかなか見つからず苦労しました。そんな時に偶然発見したものです。ネット通販ってこういう商品が自宅に居ながら見つかるから、本当に便利だよなと思った瞬間です。「ウィークリーメディシンケース」についてです。

この薬管理ボックスが優れている点

  • 1週間管理ができる
  • 食直前と晩(食後以降の就寝前)が分類できる

この2点です。私が探した限り、大半のものは朝昼晩夜程度の分類でした。正直なところ、自分で判断して飲める方の場合は、薬包自体に「いつ飲むのか」の用法が記載されていたりしますから、ここまで細かな分類がなくてもそれほど苦にはならないかなと思います。

義母においては、こういう部分の正常な判断ができないので、いちいち細かく指示をしてあげないと理解できません。その点でこの食前や寝る前が分割されている管理ボックスは大変ありがたいです。

これで介護が少し楽になりました。

補聴器の電池、切れる前に教えてください

「どく君、悪いんだけど頼みがあります」

「なんでしょうか?」

「これ買って欲しいのね」

義母からリストを渡されました。大半が家のストックにあるものでしたが、ひとつだけ補聴器の電池がない。買わなければなりません。義母とのコミュニケーションの生命線ですので。

「在庫は?」

「今入れてるやつで最後。大丈夫朝に変えたばかりだから」

「いや・・・私買いに行く暇ないから、ネットで注文するので届くのに数日かかるよ」

「???」

「県外の遠くの業者さんに注文するから、届くの時間かかるの」

「あ〜そう」

実際、近くの補聴器を扱うお店を探せば電池くらいあるのでしょうけど。今は探す時間すらないくらいちょっと忙しいので、今回もネットで注文しました。私も、いちいち揚げ足とるような性格になってきていますが、私の場合、あと一つのところでバタバタするのが嫌な性格なので、それが無いと生活に困るような重要なアイテムの場合、最低でも1週間は間に合うようなスケジュールで補充を行います。

義母に求めるのは酷なのでしょうけども。こういう小さな小さなイレギュラーが、積み重なって大きなストレスになっていくのを、本人は理解していないのでしょう。良いなぁ・・・マイペースで人のこと考えるということを知らない人って。これはイヤミです。

最近増えた食べこぼしについて

手が震える高齢者は多いのだろうと思います。義母もそうです。病気の影響、加齢によるものなど原因は様々でしょう。義母はどちらもというところですね。心筋梗塞をやってますし、リウマチ、糖尿、お薬などさまざまな要因が関係しているでしょうと医師からも言われています。

こぼすこと自体は仕方ないですよね。自分で気がついて処理してくれれば良い。本音を言えば、汚してもらうのは嫌ですけど。

義母がちょっとダメな点は、こぼすことをわかっているのに、わざわざテーブルと椅子の隙間を広くとって、震える手で口元まで食べ物を運んでこようとする癖。まあまあ若い頃なら、正確に口まで運べるのかもしれませんが、私たちでさえ、こぼしたら困るカレーやエビチリみたいな餡掛けの食べ物、麺類なんていうものは自分の口をテーブルに近づけに行きますよね。こぼれてもテーブルの上だけで処理できるから。なのに、義母はそんなのおかまいなし。

「あのね。毎回困っているんだけど、なんでダイニングチェアの座るところにカレーとかのシミがあるのだろう?ここにあるということは、洋服にもついていると思うよ」

「え?気がつかなかった」

「前から何度も言ってると思うんだけどね」

「え〜。こぼしてた?」

「見る?」

「あ〜。ごめんね。こんなにこぼしているんだ」

「洋服は大丈夫なの?大丈夫じゃないよねたぶん」

「大丈夫だよ」

「なぜ?確認してよ・・・なんで見もしないで大丈夫って言えるの」

「・・・あ、付いてる(手でこすりつけようとする)」

「だから擦るなって。余計汚れ落ちなくなるから。なんで乾いた指で擦るの?意味ないから」

「ごめんね・・・」

「掃除するから大丈夫だけど。食べる時、テーブルに近寄って食べてください。毎回忘れるので、張り紙しておくね。それと洋服もいい加減洗濯に出してください。これも毎回忘れるようだから、張り紙しておきますね」

「ごめんね・・・」

明日には忘れているかな。なので張り紙をしようと思います。もう言い飽きた感もありますし、虐待している気分にもなってくるので、本当に辛いです。言いたくないことをシツコク言わなければならないストレス。でも言わないでおけば家中崩壊してしまいますので、ここは嫌な奴にならないといけない場面。誰かがやらないといけない。