妻と買い物から帰って玄関の鍵を開けると既に鍵があいていました。義母がお散歩でもしていたのかな?と思いました。義母の部屋の引き戸が開いていたので中をチラッと覗くと部屋にはいません。
「お義母さんいないけど、トイレかな?」
「そうじゃない?」
トイレの電気を確認すると中にはいない模様。
「あれ?散歩かな?」
「そうじゃないの」
しばらくすると戻ってきた。息を切らしています。何かあったような深刻な顔をしながら話しかけてきました。
「またアミダが後ろの道路を歩いていたの。私の名前を大声で呼びながら練り歩くんだよ」
「ちゃん子も一緒に連れて歩くの。助けてぇ〜って言うから心配になって助けに出かけたの」
「そうなんだ〜」
「大丈夫かしらちゃん子。アミダに利用されているんだわ」
「ちゃん子はこのあたりには住んでいないよ」
「歩いてきたのかしら?」
「50Kmも遠くに住んでいるから無理でしょ」
「歩いてきたって聞こえるよ」
「そうなんだ〜」
「私のこと「お前はゴーボーだぁ〜」って責め立てるんだよ」
「・・・?ゴーボー?・・・(傲慢と横暴の合体だろうね)」
「そう、お前はゴーボーだぁ〜、ゴーボーだぁ〜って」
「嫌だわ」
「嫌だね(幻聴が出ているお義母さんがね)」
今回は、前回の入院とは違うタイプの幻聴のようです。前回の入院では徘徊はありませんでした。今回はじめての行動なので、少し驚いています。もしかしてこの後しばらく続くかなという雰囲気があるので要注意だと思いました。
ゴーボーって・・・お義母さん、ありそうで間違っている単語勘弁して。