単独通院が拒否された理由を探ってみました

前回、拒否された単独通院。理由はなんだろう?と思いまして調べてみることにしました。確かに重度の難聴ではあるけれど、ひとりで歩けるし、どこに行ってと言われればその程度はできるはず。

というわけで、付き添いはするけど、後ろから見守る程度にして極力手を貸さないようにしながら義母の行動チェックをしました。

病院につきました。早速玄関で止められています。マスクを忘れて入場拒否されていました。慌てて私が準備していたマスクを渡す。今朝マスク忘れないようにって声かけたのに。

次に診察受付を専用端末で行います。

後ろで見ていたら、母の後ろにどんどん順番待ちの列ができてきました。流石に迷惑だなと思いヘルプに入りました。思考停止していた場面は、ボタンを押して決定していなかったため。以前はこの同じ受付端末を使えていたのに、操作を忘れてしまっていたようでした。

次は血液検査室への受診ファイル提出。これは問題なくクリア。血液検査の呼び出し。これもなんとか聞こえてクリア。次に尿検査のカップを渡されて、検査専用のトイレへ向かう。あれ?どこに行くのかな?ずっと後を追っていくと、全く別のトイレにカップを持って入ろうとしています。

「ちょっと。そこ違うよ」

「え?ここじゃないの?前はここでやったよ」

「いやいや、前はここじゃないでしょ?」

「いや、前はここでやって、カップを出すところがなかったので、出てきて看護師さんに手伝ってもらったよ」

「それは間違ってたってことでしょ。尿検査のトイレは今きた廊下の逆の方向なんだよ」

「そうだったかしら?」

相変わらず無駄なやりとり。そこで意地張って主張したからなんだって言うんだ?「そうだったかしら?」で良いと思うのですけどね。ちなみに以前は尿検査トイレの場所はひとりで行けていました。これも忘れてしまったようです。

尿検査が終わって無事クリア。と思ったらここで問題発生。持ってきたバッグが無いと。私の記憶だと、確か尿検査前は持っていたのを見ていた。なので、血液検査室かなと。落としものを聞いたら届いていました。

次に内科の診察にファイルを出しにいきます。しかしここでもミス。新患受付にファイルを出してしまった。この病院は大病院なので新患は原則紹介優先のため、受付にはスタッフさんが常駐していません。呼び出しベルを押さないと受付しないタイプの受付です。義母はここへファイルを出して、長椅子で待とうとしていました。ここでもヘルプ。私は再診察の受付へと出し直しをしました。

正直、ここまでで十分お腹いっぱいです。ひとりで通えない理由は全てわかったも同然でした。それにしても、二度目の入院後、判断能力がガクッと落ちたなと感じてしまいました。物忘れというか、そういうレベルとはまた違うタイプのものです。表現できないけど、義母の行動には常に「え?なんでそうなるの?」という疑問符がつくことばかり。

ここからどういう風に悪化していくのだろうか?と考えると先行き真っ暗な気持ちになりました。