義母は物の分類がうまくできない

義母は物を分類することが極端に苦手です。1番極端にこれがわかるのが食器の片付けです。義母に片付けをさせるとこんな感じになります。

  • 湯呑みの収納ブロックに水飲みコップを入れる。
  • 同じ種類の小鉢の中にひとつだけ仲間外れを入れる。
  • 箸の収納ブロックにスプーンを入れる
  • 保存容器の収納ブロックに食器を入れる

などなど。本当にビックリするくらい食器棚がゴチャゴチャになります。しかも毎回。最初は慣れていないので、わからないのかなと思いましたが、しばらくしてそうではないと理解できました。恐らく正常な判断処理ができないらしいようす。

毎回私がそれを探して元どおりにする作業をしていたので、ある時気がつきました。義母がやらない方が片付けが楽だと。

「お義母さん。お願いがあるんだけど。食器の片付けもうやらなくて良いから」

「あら、悪いからそのくらいやるから」

「いや、逆にやってもらうとこちらの手間が増えるだけだから遠慮する。気持ちだけ受け取っておくから」

「???」

「食器とか、収納したことないの?」

「その時の気分かな。空いているところに入れるみたいな感じ」

「食器以外もそうでしょ?実家でも頻繁にもの無くしたって言ってたけど」

「そうね。基本的にその時の気分でやってるわね。たまに置き場を変えたくなったりするから」

「それじゃ、物の管理は全くできないよね」

「そうかもね」

難聴で会話だけでは意図が伝わっておらず、筆談を交えて悪戦苦闘しながらなんとか解決。しかしよくこんな人が家の管理をしてきたなと思いました。そう言えば、妻の実家に行くと思っていたことがあって。とにかく常に物が溢れていてホコリがいろんなところに落ちていたり、重ねたものの上に乗っていたなと。今考えると、そもそも整理整頓などできる人ではなかったのだろうなと。これは今の精神病の問題というよりも、元から持っている先天的な何かではないのかな?と考えてしまいました。

安定のイっちゃってる感。

お義母さん!テーブルは床じゃないよ?

これが最近の問題行動です。テーブルを拭いた布巾でそのまま床を拭いたりします。その逆もまたしかり。

何度もやめて頂戴と言っても言うことを聞かない。テーブルの上の汚さと床の汚さは違うものだと思うのだけど、義母には理解できないようです。どういう環境で生活してきたらこういう観念になるのでしょうか?ハッキリ言って不潔以外の言葉が見当たりません。

というわけで。義母にはテーブルと床などを拭く作業自体を禁止しました。掃除しなくても良いということにしました。隠れてやっている感じはありますが、発覚した際に抜き打ちで注意しています。

臭いが尋常ではない義母の口臭

義母との同居を初めて、たった2週間程度しか経っていないのに、義母へのストレスを強く感じています。うまくコントロールできないと介護者であるこちらが潰れます

今回は義母の口臭について。特に強く感じるのが朝方の締め切った義母の部屋。義母の部屋はもともとリビングの延長で作った和室でして、スライド式の間仕切りを締めると6畳一間になるものです。スライドドアですから当然隙間がありますが、そのわずかな隙間からリビングに向けて強烈に臭いが流れてきます。もちろん部屋の中はその数倍という感じです。

「お義母さん。とても言いづらいことなんだけど、食後歯を磨いてるの?」

「磨いているよ」

「そう?ほとんど見たことないんだけど」

「朝起きたら磨いてる」

「それ以外は?」

「やってるよ」

「ちょっとだけ観察してたけど、毎日忘れていると思うよ」

「あらそう?自分ではやってたつもりだけど」

「あのね。毎朝このお部屋とても臭いのね。廊下とリビングにも臭いが流れてくるの」

「え?私は臭わない。そんなに臭う?」

「ハッキリ言って、息を吸い込みたくないくらい強烈にクサイ。お義母さんは自分の臭いだからわかりづらいと思う。それと鼻悪いんでしょ?それもあると思うよ」

「蓄膿だからね」

「・・・蓄膿自体が臭いからね。夜中口呼吸してて、歯を磨かないから余計に。それと、開けた口の歯が真っ黒だから恐らく歯周病もあると思うよ。予約するから一度歯医者で治療しましょう」

「わかった。ごめんね迷惑かけて」

このくらいの会話になると、大事な内容はすべて筆談です。多すぎるので会話として扱っています。謝罪の気持ちを毎回伝えてくれるところと、指摘した時にまあまあ素直に従ってくれる部分は義母の良いところだと思います。

それはそれですが、臭いは許せるレベルではありません。

表現し難いですが、ざっくり言ってう◯ちの臭い。マイルドに言うと排泄物の臭いです。それ以外形容しようがありません。

とにかく尋常ではない臭いです。どうしてここまで悪化させてきたのだろうか?

義母の難聴がとてもひどいので、コミュニケーションが大変

義母の難聴。ひどいレベルです。世の中にはもっと重度の難聴の方がいらっしゃると思いますが、これ以上聞こえないとなると、とてつもなく大変なんだろうな〜と考えさせられます。

右耳は補聴器をつけても聞こえないらしいので、作るだけ無駄とショップの方にアドバイスされ作っていません。左耳は補聴器をつけてどうにか聞き取れるレベル。人によっては全く聞こえないタイプの声質もあるとのことで、そうなると耳元で大声でしゃべらないと聞こえないような状態。それでも聞こえなかったりします。

これがかなり厄介。なぜなら聞こえない部分を義母は読唇をして、かつそれを自分の知っている言葉に置き換えて何を言ってるのかを判断しているのだとか。失礼ながら、国語力については相当アヤシイ人なので、ほぼ間違った理解で話が噛み合わないことになるのは言わずもがなという感じでした。

「今日、眼科ね」

「あんか?」

「病院。眼科ね」

「びょういん、あんか?」

「(笑)え?(私が目を指さして、大きな口の動きで)が・ん・か!」

「あ〜眼科ね。目薬無くなってきたところだったから良かった」

「(目薬無くなったところで、病院ときたら、連想ゲーム最有力は眼科だろ)行くよ」

だいたいこんな感じです。これはまだマシなほう。だいたいの場合、長い説明があるものなどはほぼ筆談になります。義母の国語レベルというのは

「新聞、何読んでたの?」

「え?なんか首相がどうのって」

「どうの?って?」

「わかんない。難しいこと。」

「あ・・・そうなんだ」


この程度です。これ以上の説明はしません。私が判断するに、義母の国語力は小学校低学年程度なのかな?という感じです。世の中の流れや、政治・経済・文化など、ほぼ興味はないそうで、何も理解していません。私が暇なら新聞でも読めば?と言ったから、なんとなく読んで(眺めて)いたそうです。

ため息しか出ません。

義母、トイレ掃除で謎の粉を使っていたので調査した結果

1階のトイレは、義母専用にしました。妻がそうしたいと言うので。どうしてなんだろう?とこの当時はわかりませんでした。掃除の日なので、トイレ掃除を行っていました。便座の蓋を開けたところ、何か見慣れない白い塊がついているのを発見。

なんだこれ?ペーストだな。

よくよく見てみると、便座や蓋の裏などにも広範囲に乾いた粉のようなものが付着しています。え〜〜〜〜。なにこれ。考えを巡らせていたところ、もしかして、これハミガキ粉なんじゃないか?と思いました。ということで義母に確認。

「あのさ。トイレ掃除やった?」

「え?やってないよ」

「やったよね。やった形跡あるし、他の人誰もやらないから」

「あ〜この間やった」

「もしかして、ハミガキ粉使ったの?」

「使ったよ。あれでいろいろ落ちるから」

「誰のハミガキ粉使った?」

「自分の」

「実家でもそうやってたんだ」

「やってた。よく汚れ取れるから」

「いつの時代の掃除方法だかわからないけど、うちではやらないから二度とやらないでね。だいたい、トイレ用ウェットシートをちゃんと用意したのに、なんでわざわざハミガキ粉を使うわけ?大丈夫(アタマ)?」

「わかった。次からやらない」

「・・・」

またニヤニヤ笑みを浮かべて、全く可愛くもないけど一応照れ隠しのつもりで愛敬を振る舞っているのでしょう。イライラしますね。

どういう生活送ってきたのだろうか?妻はこういうことをやったことがないので、正直驚きでした。先日の排水口の件といい、どうやら衛生観念の違いがかなりありそうな人だなと、この時感じました。これが後々の一悶着に発展します。

義母。食器用スポンジで排水溝を洗う

「ちょっと?なにしてんの?」

発見した瞬間、絶叫してしまいました。難聴なので、タイムラグがありましたが、自分が指摘されていることには気がついた様子。

いやいや・・・これまじめに退院して良いレベルだったのか?それともこれって今までやってきた癖か何かなのか?この行動の間違いはいくつかあると思います。ちょっと整理してみます。分析してみると意外と怒りもマイルドになる気がするので。

  • 他人の家にきて早々、家主に何も聞かないまま行動すること
  • 仮に自分の家でやっていたとして、これが衛生的に問題あると思っていなかったのか
  • 一般常識的に、自分のルールでは良しとしても、対外的にはやらない行為だとは思わなかったのか

    こういう疑問を感じました。私だって自分の家では家族の前でオナラもしますが、他人の家では余程関係が深くならない限り、まずやらないよなと。初めからそんな失礼というか、マナー違反ってしないよなと。で本人に早速問いただしてみました。

「これ、食器用スポンジなんだけど。誰に聞いてこれで排水溝掃除して良いって言われた?」

「聞いてない」

「だよね?ならなんで自分の判断で人の家のもの勝手に使ったの?」

「排水溝用だと思ったから」

「そう思ったから使ったのだろうけど。このスポンジ、子供の水筒とか洗う専用のやつなんだけど」

「あ〜。ごめんね。わからなかった」

「わからなかったんでしょ?ならなぜよりによって排水溝掃除に使うわけ?大丈夫(アタマ)?」

「実家でもやっていたから」

「うん、うちは実家じゃないよね」

「ごめんね。」

「排水溝を二度と触らないで。掃除なんてお願いしてないから」

「わかった」

私の言葉はこれでも本当に抑制したつもりです。怒りが込みあげてきましたが、なんとか抑えてしゃべったつもりです。なぜ怒るかって?毎日これで子供の水筒を洗っているから。もしこれを発見せずに使っていたらと思うと気持ちを抑えることは無理でした。

やっぱイっちゃってるな。そう判断するのに時間はかかりませんでした。頭の様子がオカシナ老人と暮らしていかなきゃならないんだなぁ・・・今後どうなるんだろうか?と軽くショックを受けました。

それにしても。怒られていた時の半笑い・・・とんでもない非常識なことをして怒られたのに、何ヘラヘラしてんの?と。腹立つなぁ

この瞬間、義母への同情や愛情などという気持ちは一気に失せてしまった気がしました。