介護の幕開け

突然、義母から相談がありました。ちょうどお昼前のこと。滅多に来ることがない義母が我が家へ訪ねてきました。

「隣のアパートの若夫婦が、夜中に太鼓をドンドン鳴らしてうるさいから困っている。家の中の柱もバリバリバリーって鳴るくらい振動がして・・・」

要約するとこんな話でした。もっと長い話でした。義母の話に入る前に簡単に説明します。義母が住んでいるのは妻の実家。戸建てで築60年以上。断熱材なんて入ってないようなものだと思うので、冬は外よりも格段に寒いというような家です。

夜中に隣のアパートから太鼓???義母の話は、にわかに信じがたい話。同席していた妻と一瞬顔を見合わ「・・・」となってしまいました。

「四六時中そんな感じなの?」

「いや、夜中だけ。近所の交番にも通報したし、隣のアパートの大家にも電話をしたけど、どちらとも「そんな事実はないと思う」て言うんだよ・・・」


話をよくよく聞くと騒音が耳から離れず、怖くて眠れない日が続いているとのことでした。それは大変だろうから、近々一度我々が行って確認してみるからということで落ち着かせ、その日はそのまま実家へ帰ってもらうことになりました。