義母、ウンチのお漏らしをして、汚れた手でいろいろ触る

勘弁してほしいです。

うんちを漏らすのは、生理現象で仕方ない部分があると理解しているので、それについては事後処理をすれば、仕方ないよね〜と割り切れます。誰でもする可能性がある失敗なので。だけど!うんちの処理もろくにせず、あろうことかうんちがついたままの手を洗いもしないでいろんなもの触るってどういうこと?と怒りがこみ上げてきました。

買い物から帰ってきて、玄関を開けた瞬間、うんちの臭い。いつも思うけど、我々が外出して帰る度に、義母が問題を起こしているような気がしています。これも病気の影響かなにかでしょうか?精神的に不安を感じると、パニックを起こす的なものだろうか?とか。

トイレを確認すると、やってました。掃除はした形跡がありましたが、拭きが甘すぎで便の残りカスのようなスジがいろんなところについてます。手すりとかにも・・・あ〜あ。消臭スプレーを手にとってプシュっとしたら、何か嫌な感触。スプレーもうんちの手で触ってたようで、カスが残っています。手を洗いに洗面所へ行くと、洗面所もうんちの臭い。いろいろ探したけど見つかりませんが、手拭きのタオルの部分がどうも臭い。これだなと交換。

「うんちした手を洗わないで、いろんなところ触ったでしょ?」

「手を洗ったりしたけど、他は触ってないよ」

「手を洗うのに、蛇口触ったし、トイレから出る時にドアノブ触るでしょ?」

「・・・」

「どういう感覚してるの?」

「ごめんね、迷惑かけて」

「漏らすのは仕方ないとして、なんでそれを処理した手を確認しないの?うんちついた手でいろいろ触る人なんて、いないでしょ?わからないのこういう感覚?」

「わかんない」

「そうか、わからないからやってるんだものね。無駄なこと聞いた」

「・・・?」

これ以上会話をしても、私の血圧が上がるだけなので、無駄だから止めました。

普段から、汚いものを触って手を洗わない人だと理解していましたが、まさか排泄物触っても洗わないとは思わないですからね・・・信じられない不潔さだなと思いました。

妻には言えませんが、こんな人と一緒に生活していなくてよかったと、つくづく思ってしまいました。衛生観念はまともに育ててくれた実の親に、少しだけ感謝しています。

マウスピースを捨てちゃった義母

前回の歯科点検以降、義母の歯の治療がスタートしていました。抜歯が必要だったため、紹介を受けて現在通院している大学病院で治療を行うことになりました。血栓を予防するための薬を使っているので、出血が止まらないからだそうです。

案の定、抜歯の度に歯茎からの出血がなかなか止まりません。びっくりするほど止まらないようです。場合により縫合も行うのですが、母の場合縫合してもなかなか止まらない。綿球というのでしょうか、まんまるの綿を噛んで処置を終えてきました。

「今回縫合しました。処置した部分を保護するためにマウスピースを入れておきました。おうちに帰ってからもマウスピースはそのままつけていてくださいね。今噛んでる綿は血が止まったら捨ててもらって、新しい綿に交換してください」

「わかりました」

これで帰宅。病院でわかったとは言ってたけど、恐らく義母はわかってないとすぐに気がついた。義母がわかっていない時の顔はもう把握しているので。

「言われたことわかった?」

「今歯に入れているもの、血が止まったら捨てて交換するんでしょ?」

「綿だけね。今噛んでる丸い綿だけだよ。マウスピースは捨てないでね」

「マウスピース?」

「透明なやつ。それ。」

「これね」

「わかった?」

「うん、わかった」

「綿だけ捨てるんだよ?」

「大丈夫、わかったわ」

そんなことで翌日。洗面所のゴミ箱をみたら、マウスピースが捨ててあった。そして母から

「朝ごはん食べたけど、食べ物噛むと昨日の治療した部分痛いのよね〜」

「マウスピースはどうしたの?」

「マウスピース?」

「口に入れていたやつ」

「あ〜捨てたよ。だって捨てて交換しろって言われたやつだよね?」

「それは綿だけね。昨日言ったじゃない・・・」

「そうなの?」

「・・・(このバーカ)」

予想どおりの展開でした。ちなみにこの会話、血が止まったら綿だけ捨ててマウスピースは捨てずに残すという、義母にとっては1番苦手な条件付きの行動だったため、筆談も交えて説明しました。それでもこの結果だったのでした。

知能のレベルがヤバい

義母をめぐって妻との不和

義母の介護をめぐって、妻との不和があります。原因が義母の問題行動です。妻側の言い分としては

  • 病気なので、仕方ない部分がある
  • 元々の癖や生活習慣なので、簡単に変えられない部分がある
  • ある程度大目に見てあげる必要がある

このような感じだと思います。私はこの言い分も理解はできます。ただし、これは実際に体感していない人の理想論のように思います。妻も今まで生きてきて、こういう理想だけではどうにもならない現実的な負担やストレスを違う場面で経験はしてきているはず。なぜ実際に介護を担っている人の立場に寄り添う意見を入れないのだろうかと、私としてはこういう言い分に違和感を覚えます。

私の言い分はこうです

  • 病気なので仕方ない部分があるのは理解している
  • 元々の癖や、生活習慣は簡単に変えられないとは思うけど、変えようとする努力はできると思う。
  • ある程度大目にみてあげて、それでも困っているから愚痴をこぼしている

です。私も「老人なんだから、そんなものだよね」とか「介護って大変だから、そういうものだよね」という綺麗事があるのは承知しています。ただ今の私にそれを受け入れる余裕などありません。毎日毎日、繰り返される問題行動。何度言ってもやめない癖、決定的な衛生観念の違い、こうした問題が出る度に義母に“任せる”ことができなくなって、その負担がひとつづつ増えていく自分。これをストレスと言わずしてなんと言うのだろうかと。

妻に義母の話をしていると、顔が曇ってきます。なぜかと聞いてみると

「お母さんが失敗している話ばかり聞くと、まるで悪口を言われている気がして、自分も否定された気になる」

だそうです。どうやったらそこまで飛躍するのか私は全く理解できませんが、妻の言い分によればそうなんだそうです。私がよく言う失敗した話というのは

「今日、飴をこっそり買って全部食べ切ったんだよ。先生から何度も食事の注意されているのに、どうすれば良いのかね?困った人だよね」

この程度の話です。これ悪口なのでしょうかね?私の感覚だとこれはただ起きた事実を伝えたまでの話です。困った人だねというのが悪口とも取れますが、そこはこちらの気持ちも察して欲しいというのが私の主張。そしてこの相談に妻がもし「それはダメだね。私からも注意しておくね」の一言があれば、私も納得する部分があるでしょう。

妻はこういう話になると「頭の病気もあるから、仕方ないんじゃない?第一言っても無駄だし・・・」こういう解釈をします。結局解決すら諦めなきゃならないってことですよね。で!これを対処するの誰?ってなるのです。自分は直接見てないからそういう諦めのようなことを平気で言えるんだろうと。あなたの立ち位置間違ってない?と思います。

こういうことが積み重なって、不和を抱えています。根が深い問題になってきています。

自分の親の面倒を見ているパートナーの気持ちを理解できないのだろうか?寄り添うって言葉を知らないのだろうか?こういう気持ちがずっと消えません。一言でも、その場を取り繕う嘘でも構わないから、「そうだよね、大変だよね」の同調の言葉が欲しいです。

健康保険証が盗まれたと義母の訴え

義母の健康保険証が見当たらなくなりました。確か直近で使ったのは義母が歯医者へ通った時だったよなと思い出しました。歯医者だけは義母ひとりで通えるようになっていました。

「お義母さん、自分で保険証使ったよね?」

「そうなのよね。どこにやったのかしら?」

「渡した保険証袋に入れなかったの?」

「入れたと思ったんだけど」

「バッグの中は?」

「探したけどないの」

「落としたとか?」

「わからない」

こんなやりとりをしました。これは日常茶飯事だったので、毎回注意していたがまたしても物忘れ。義母の悪いところは、同じところに物を戻さないところ。これは義母に限らず物をよく無くす人の典型的な悪癖なんだと思います。決まったところに戻す。これで物の紛失は減ります。そんなことをしていたら義母が突然

「たぶん、大工さんじゃないかしら?持っていったのかも」

「は?」

「ここ何回か出入りしてたから」

「リフォームしているからね。そりゃ出入りするよね」

「さっきここにいた人だと思うんだよね」

5月のGW明けから、我が家でリフォームがはじまっていました。そのため工務店さんが出入りしていたのです。

「・・・あのさ。そういう根拠のない話はやめてくれない。だいたい大工さんが今二階にいるのに、聞こえたら失礼だと思わないの?証拠もないのに泥棒扱いするわけ?だいいち、あなたの保険証盗んだとして、何に使うの?意味ないじゃん」

「だって・・・」

「だってじゃないから」

「あらそう?」

「もう一度探すから。泥棒扱いとかするって良く無いよ」

「わかった」

内心「お前が失くしただけだろ」と思っていました。義母の押入れを探してみました。いつも使っているバッグのポケットをもう一度探す。あれ、あるじゃん!

「あったよ」

「え?どこに。良かった〜」

「バッグにあったけど」

「誰の?」

「あなたのに決まってるでしょ!他に誰のバッグがあるのよ」

「ごめんね〜」

「謝るなら、疑った大工さんに言って。自分の物忘れを棚にあげて人を疑うなんて、人として終わってるからね。やめなさいよそういうの」

「そうだね。なんか私オカシイよね」

今頃気づくな。一件落着でした。

おしっこを漏らして、汚れた衣類を押入れに隠す義母

大前提として、排泄物がついた衣類を洗いもせずにそのままビニールに入れて押入れに隠すという行動が、私にとっては異様な行動に思えました。普通の感覚ならやらないよね?と。

買い物から帰ってきたら、玄関がなんとなくおしっこ臭い。トイレかな?と思って調べてみると、便器の床の付け根におしっこの水たまりができていました。あ〜やったなと。

義母に確認しようとして、部屋を開けてみると、横たわって寝ていました。

聞いてみると、漏らしてしまったと。妻がイライラした感じで義母に問い詰めます

「漏らした服どうした?」

「押入れに入れた」

「は?なにやってんの!」

押入れを開けると、ビニールに漏らしたズボンとパンツが入っていたようです。

「これ、洗ったの?」

「洗ってない」

「・・・ったく!なんで洗わないの!」

「・・・」

私はこの時、心の声で「なんでって、病気だからだよ」とツッコンでいました。そんなまともな判断ができたら、最初からやってるって。

これが最初のお漏らしでしたが、こんなの毎回続くのだろうか?と不安に思いました。

歯周病の見本市のような義母のお口

以前も書きましたが、義母は口が激烈に臭いです。吐いた息が閉め切った部屋に充満している時などは、消臭剤なんか使ってもそれを打ち消してしまうほどの威力をもっています。義母が我が家へ来た時から気がついていたのは歯が汚いこと。笑った時に見え隠れする歯が真っ黒。これは重症だと。ということで歯の治療を開始することに。

近所の私がいきつけの歯医者へ予約をとり、義母を連れていく。診断の結果、まずは基本的な歯の治療をしなければならないことがわかりました。抜歯4本、部分入れ歯作成、歯の治療を終えたあとにクリーニング。本数が多すぎて覚えていませんが、抜歯以外の歯のかぶせものもこんなにやるの?というくらいの数でした。

いったい実家ではどんな生活をしていたんだろう?ここ数年でこんなに悪化するようなレベルではないだろうなと。安定のだらしなさ。

義母からの謝罪の受け入れ

昨日の大喧嘩の一件から、引き続き義母を完全無視していました。1番腹が立つのは、週一レベルで丸一日潰れるような通院をしているにもかかわらず、注意してくださいと指摘されている食事管理を、自分に都合の良いように書き換えして言い張っているところ。これを認めるわけにはいかないです。自分ひとりで解決できるなら何も言わないです。糖尿病で死のうが体調悪化して倒れようがこちらは構わないです。けど、私が被害を被っている以上、見過ごすことはできないので。

義母からの要望で謝罪の席を設けたいとの話

「昨日は本当にごめんなさい」

「1番嫌なのが、自分に都合のよい嘘をつくこと。お義母さん、いま糖尿病で毎週通院しているでしょ?食事の管理をしっかりしてと先生から注意されているのね。それなのに、先生は言ってないとかいうのは、あまりにも酷い話だと思います。」

「なんか強く言われると、反発してしまうのよね」

「強く言うのは、あなたが一向に認めようとしないで、訳のわからない嘘でごまかそうとするからでしょ?私がどうのという話は別です。言われたくないなら、事実を認めてくれれば良いだけの話」

「ごめんなさい」

「ひとりでは生活できないと覚悟して、自ら頭を下げて我が家を頼ったんでしょ?こちらも理不尽なことなど要求していません。あなたにとっては充分住みやすい環境を与えていると思っていますし、そうしていくつもりです。嫌がらせとかするつもりもありません。だからお義母さんも、今までどおり思い通りにはいかないこともあることを理解してほしい」

「わかりました」

「許します。お互いうまくやっていきましょう」

これで和解しました。私の内心「最初からそう言えバーカ!」です。

義母と大喧嘩が勃発。お互いの主張が激突。

いつかこうなるとは思っていましたが、たった2ヶ月程度でこうなるとは思いませんでした。2日前、糖尿病内科の受診がありました。薬の調整もそうですし、血糖の数値も思わしくないということで、週一レベルの不規則通院になっていました。

先生からは食事制限と規則的な服用を守っているかの確認をされました。一応、飴の件は私から白状しておきました。先生は大きなため息をついて、「それはダメですよ〜」という具合の落胆をみせました。それはそうでしょうね。いくら薬を飲んだところで、やり放題やっていたら効果も薄れますから。

そんなことがあっての今日。ゴミ箱に加糖スティックコーヒーのゴミが3つ。午前中で既に・・・。しばらく前にこういう場面を注意していたので、改めて指導しておかないと歯止めが効かなくなると感じました。私はこの時点で、短期間に次から次といろいろなトラブルを起こしたり、言うことをいい加減に聞いているような義母の態度に対して、不満がピークに達していました。

「カフェオレ、最近飲み過ぎじゃないの?隠しておいたんだけど、よく見つけたね」

「え?飲んでないよ」

「ゴミ箱にあるよ」

「私じゃない」

「また始まった嘘・・・今日ゴミの日なので、これは新しい袋。日中お母さんと私しかいなかったよね?」

「飲んでないと思うな〜」

「じゃあ誰が飲んだんだろうね?」

「知らない」

「泥棒でも入ったとか?・・・飲んでないとか、本気で言ってるの?隠せるはずないってことわからないの?」

「なんか、どうしても飲みたくなっちゃうのよね〜」

ようやく認めました。こういうの無駄な時間だと思います。ストレス爆発寸前でした。

「飲みたい気持ちはよくわかるよ。食べたいもの食べて飲みたいもの飲みたいよね」

「おいしいのよね〜。体が急に欲しくなるのね」

「そうだよね。だけど、先日先生が言ってたでしょ?そういうの続けると悪化するよって」

「それは違うよ。先生は薬飲んでいれば大丈夫だって言ってたから」

「だから・・・そんなこと1ミリも言ってないって。私も付き添いしてこの耳で同じこと聞いてるんだよ?何言ってるの?この間も言ったよね?どうしてそういう自分に都合の良い嘘ばかりつくの?だいたい、補聴器の調子悪くて聞こえないって言ってなかった?」

「違う。聞こえてたの。その前の診察だったかな〜。わかんない」

「そんなこと言う先生、いないと思うんだけどな〜」

「言ってたよ。〇〇先生」

「私も聞いてたけど、言ってなかったよ」

「いや言ってた。大丈夫だって」

ここから私は急に怒りがこみ上げてきて理性を失ってしまいました。その先は血圧が上がりすぎたのか、手の震えも収まらずの状態でしたので、自分が言った言葉もよく覚えていません。思いつく限りの暴言で罵った記憶はあります。そんなに嘘ばかりつくなら出て行け!とも言ったと思います。

義母はそれでも反論していた。言ってることはわかるけど、そんなに強く言われるとこっちもなんかムキになってしまうよ・・・云々と言っていたはず。

しばらくして、妻が義母をなだめはじめました。義母も落ち着いたようで私に謝罪してきました。私はこれを完全無視。怒りが収まりませんでした。

義母、飴をこっそり買って爆食い

内心、「ホント、バカなんじゃないの?」と思った行動です。なんと言っても嘘をついているのが義母ですからね・・・もうホコロビすぎて嘘から何本も紐がほつれて見え見えの状態。容易にバレます。

病院の帰り。義母が散歩がてらに薬をとりに行くと言うのでお願いすることに。義母専用の財布を用意していますので、薬を買うのに十分なお金を札のみで入れて渡しました。この時点で、レシートとお釣りが合致しないとバレると子供でも想像できそうですが、義母はできません。ここからゴリゴリの嘘を淀みなく作り出すのです。義母が帰ってきてからの話です。

「あれ?お義母さん。レシートどうしたの?必ず持ち帰ってと言ったはずだけど」

「え?入ってない?あれ・・・。あ、ここだ」

義母がバッグを探していると、既にチラチラと見慣れぬレジ袋が見えます。

「あ、あったね。レシート見せて。あれ、お釣りとレシートの金額が合わないんだけど、どうしたんだろうね?」

「え〜?薬買っただけだと思うけど・・・」

「思うけど?・・・そうなんだ。困ったね、お金なくなってるね。」

「薬買って帰ってきたから」

「他には?何か買ったの忘れていない?250円程度のものだと思うよ」

「え〜・・・確か・・・」

「どうしたの?」

「あの、これ食べたくて買ってしまったの」

「そうなんだ」

バツが悪そうにバッグに隠していたレジ袋を取り出すと、見せてくれました。中には黒飴。実は前にもこの飴を買って食べていたのは見ていたので、相当好きなんだなと思いました。

「お義母さん。食べたい気持ちはよくわかるんだけど。今、糖尿病の薬の調整で月に何度も通っている最中だよね。1日潰れるほど大変なのわかってる?私、仕事のスケジュールを調整してそれに対処しているんだよね。そうやって人の手を借りながら、当事者のお義母さんはこういう砂糖の塊みたいなもの食べるって、どうなんだろうね?」

「あいちゃん(うちの子です)も食べると思って・・・」

「食べないよね?というか、前もこれお義母さんが全部食べてたでしょ?」

「私が全部食べるから。」

「・・・いや、そういうことではなくて」

病的というのはこういうことを言うのでしょうか?糖尿病患者が、薬の効きが悪いと言われて通院しながら、一方で飴をバクバクと食べるという行動。肺がん末期でタバコ吸う人の行動に似ているのかもしれません。わからなくはないけど・・・。せめて自己完結できる人がやって欲しいかなと思います。私、仕方なく通院付き添いしているので。

2日後、飴をチェックしてみるともうありませんでした。2日で飴一袋を全部食べてしまったようです。実家では誰も管理などしていませんでしたので、恐らくこういう無尽蔵な食べ方を普通に繰り返していたのでしょう。

そりゃ数値も改善しないだろうなぁ。

義母がお風呂で溺れそうになった事件

今まで義母の体調のこともあり、退院後はずっとシャワー浴のみにしていました。しかし最近体の動きも良いとの本人から申し出もあり、そろそろ浴槽を使っての入浴もありなのかと考えました。ということで早速。

「今日は浴槽にお湯を張ったから入っていいよ。長湯は厳禁ね」

「わかった」

「ひとりで浴槽入れるよね?」

「大丈夫」

「一応、娘が声かけするからね」

「わかった」

ということで入浴。念のため入った時間を覚えておきました。退院してからというもの、義母はまともな思考ができていないなと常に感じていたので、こちらも最悪の場合は想定していました。5分置きに娘が風呂をチェックしに行く体制をとっていました。

義母はシャワー浴でも着替えや体を洗うのに20分ほど要します。そのため15分くらいたってからチェックしにいくことにしていました。1回目の娘チェック。義母は笑顔で入浴していたとのこと。よしよし。2回目のチェック。5分後だったのでそろそろ上がってと伝えるように娘に伝言。この時、義母は娘の問いかけにうなずいていたとのこと。さらに5分後くらい。脱衣所に上がった音がしないので娘に見てくるように言うと、娘から

「おばあちゃん、寝てる!」

「なに?」

急いで浴室に向かうと確かに寝ていた。急いで問いかける

「お母さん!わかる?」

「・・・・」

「お母さん!(大声)」

「・・・(かすかにうなずく)」

意識はうっすらあるが完全に脱力しているので、私が両脇を抱えても流石に引き上げることは無理。のぼせているのは理解できたので、急いでお湯を抜いた。ちなみにこの浴槽で意識がない時、のぼせが疑われる場合はお湯を抜くという行動は適切だったと後からくる救急隊員さんに教えられた。義母は軽く痙攣を起こして、ヨダレをたらしていた。これはどういう状況なのか理解できず、救急車を呼ぶレベルなのかもと娘に急いで伝える

「救急車を呼んで。パパ、お湯が抜けるまで両手が離せないから。手を話したらおばあちゃん溺れちゃうと思うから」

「え〜。どこに連絡するの?」

「110番!はやくして!」

「わかった!」

「違う、ごめん、119番だ!」

私も気が動転してしまっていた。救急車を呼んでから5分もしないうちにサイレンの音が聞こえてきた。早いな〜と感心しながら、お湯も溺れない位置まで抜けていたので、義母を抱えている手を離し問いかける。依然ヨダレをたらしている。見たくもない義母の裸がどうしても横目に写ってしまう。こういう状況でもそういうところに冷静な自分がいた。そうこうしていると救急隊員さんが到着。

事情聴取をされる。お風呂に入っていて意識が薄れたような感じだと伝えた。隊員さんがマットのようなものを使って2人がかりで浴槽から義母を引き上げる。そのまま脱衣所で横にさせ寝かせた。まだ起きない。何かしゃべっているのは理解できた。口元も震えているのがわかった。

「のぼせたようですね。意識もあるし、呼吸、脈も正常ですが体温が少し高いので、もう少し様子をみましょう」

10分ほどすると、義母が目を開けた。自分がなぜこうなっているのか理解できない状況。裸のままだという認識が戻ったのか、急に体を隠す動作をした(誰もあなたの裸なんかに興味ないから心配無用と、ここまでに散々迷惑を被ったこちらからの悪態を心の中で吐露する)さらに10分ほどするとしっかり意識が戻った。義母が隊員の方に

「どなたですか?私、何かしたの?」

「救急隊員です。お風呂で寝てしまったようですよ」

「お名前は言えますか?」

「はい。〇〇です」

「息子さん、間違いないでしょうか?」

「はい、大丈夫なようですね」

「〇〇さん、具合はどうですか?」

「大丈夫です。気持ちよくて寝てしまった」

「気分はどうですか?」

「気持ちいいです。眠くなっちゃった」

そっちの気分じゃないから(内心爆笑)。外出していた妻へも連絡を入れていたので、妻が帰宅。義母は妻にバカとかアホとか、どれだけ迷惑かけたのかよく考えろ!とか、ひととおりの暴言を浴びせられていた。妻も顔に出さずとも心配していたのだろう。

私はと言えば、怒りというものはなかった。ただ今後はひとりでお風呂入るにしても注意しておかないと危険だなとか、今後の心配ばかり考えていました。義母はニヤニヤしながら

「お風呂気持ち良くて、寝てしまったんだよね〜」

「・・・」

「ごめんね、迷惑かけてしまって」

「本当に迷惑だよ。お風呂で寝る人なんてはじめて見たかも」

「死ななくて良かったわ」

「気がつかなかったら死んでたと思うよ。あまりニヤニヤしないで。場違いも良いところだし、真面目に対応したこっちはイライラするだけだから」

「ごめんね」

その後義母は落ち着き、そのまま眠った。落ち着いたあとに妻が冷静な顔でぼそっと

「そのまま死ねば良かったのに」

と言い放った。安心からくる悪態だとは思うけど、実の親子は辛辣だよなと感じた。他人の私には流石に言えない言葉。私はと言えば、ようやく冷静になっていた。冷静になって怖いと感じたのは、もしあの時そのまま気を配らなければ、義母を死なせてしまっていただろうこと。そうじゃなくて良かった。自分が原因で人が死ななくて・・・。何事もなくて本当に良かったと素直に安心した。

義母、こっそりとつまみ食いが多発

最近、やたらとお菓子の減りが早いことに気がつきました。それとコーヒー飲料や、果物も。原因はすぐに理解できましたが、一応裏付けを取りたかったので義母の素行調査を開始しました。

調査は簡単です。ゴミ箱を見ればわかります。義母なりに隠そうと思ったのか、お菓子を入れておくストック棚は、数が減ったことがわかりづらいように偽装されていた形跡もありましたけど、ゴミについてはどうしても隠せないですからね。お菓子なら包装が、果物なら皮が出たり。その結果、1日に食べている量がどうやらかなりの量になっていることが判明。週で調べていたのですが、どんどん増えていくようでした。

何度も書いているのでいまさらですが、義母は糖尿病で通院しながら、心筋梗塞未遂なども起こして食事指導を受けている身です。再三医師から注意を受けているので本人も十分理解していると思います。

「お義母さん。最近、何か食べてるよね?」

「え?食べてない」

「本当?お菓子とか食べてないの?」

「食べてないよ」

「ゴミ箱のお菓子のゴミと、スティックコーヒーは誰が飲んだんだろうね?今日、ゴミ出ししてから、俺とお義母しかこの家にいないんだけどね。泥棒入って食べていったのかな?」

「・・・ごめん。どうしても食べたくなって、止まらなくなってしまって」

「お義母さん。自分が糖尿病って知ってるよね?」

「薬飲んでいれば、何食べても大丈夫って言われているよ、先生から」

「医者がそう言ったの?」

「そう。〇〇先生が」

「そんなことあるんだ・・・。ならなんで糖尿病患者の食事管理なんて本まで渡されるんだろうね?」

「わからない。薬飲んでいれば大丈夫だって先生言ってたから」

「ちなみに、今一緒に通っているけど、先生そんなこと言ってないし、むしろ食べ物大丈夫ですか?って聞かれたけどね」

「そう?私は聞いてないよ。」

「甘い物とか納豆とかさ。普通に隠れて食べているみたいだけど、それダメって言われたでしょ?この間もさ」

「聞こえなかったかもしれない」

「都合の良い難聴だもんね」

もうこれ以上は無理でした。意固地になって、話が先に進みません。本当に困ったちゃんですね。この後日、ちょっとした騒動があることは予期できませんでした。

これ、日々介護している人や、通院付き添いしている人とかには理解してもらえる感覚かと思いますが、本人が病気になってもこちらが知ったことではないし、何を食べても構わないと思います。本人の体だから。ただし!それは自分で完結できる人だけの特権ね!ということ。家族の付き添いなしに通院もできず、時間を割かせて介護させている分際で「何食べても文句ないだろ!」とか「私の人生だ!」は言える立場ではないということです。人の手を借りないと生きられなくなったのなら、立場を弁えろと言いたいです。

義母の啜り食べの悪い癖について

私がまだ小さな頃、実母によく注意されていたことを思い出しました。

「スープや汁物は大きな音を立てて啜って食べるのはマナー違反だよ」

私の実家は底辺みたいな極貧家庭でしたけど、それでも箸の持ち方や、使い方、ある程度の食事マナーなんてものは教育される機会が多かったです。

今でも外食時にみかけることがありますが、食べ物を口に入れて咀嚼するたびに口を開く“クチャクチャ食べ”の人や、蓋についたものを舌でペロッと舐める人、スプーンや箸を使う前に口でペロッと舐めて意味なく湿らす人。居ますよね・・・。こういう人ドン引きします。絶世の美女だとしても、これを見た瞬間もう無理になります。私の価値観では生理的に無理な癖です。

本題です。義母がこれをやります。クチャクチャ食べだけはしませんけど。他は全部やってます。特に気になるのが、ちょっとした汁気のある食べ物はほぼ啜ってたべること。これが不快でたまりません。今風に言うと「キショい」でしょうか。熱い味噌汁やコーヒー程度なら、冷ましながら飲むのでわからなくもないですが、カレーやシチュー、中華飯、麺類などまで、とにかく啜ります。口の筋肉が硬っている影響もあるのか、スプーンで救うような固形料理までたまに啜ります。なんでもジュルジュルです。

「ジュルジュルー。ジュルジュルー」

「お義母さん。ほぼ啜って食べてるけど、誤嚥(誤って気管に入れてしまうこと。ムセルこと)の元だからやめたら?(本心はキモいからやめてということです)」

「あら、すすってる?」

「ほとんどの食事をね。とろろご飯だってそうやってるよ。白飯すする人みたことないけどね」

「あら・・・たぶん癖なのかな。言われたことなかった」

「他人に遠慮するから、外では普通言わないよね。影で言われるパターンね。マナー悪いよねあの人って」

「口からこぼれそうで啜ってしまうのかも」

「失礼だけど、毎回大きな音でジュルジュル聞こえてくるのが、不快なんだよね。」

「悪いわね〜。今度から気を付けるから」

と言ったそばから「ジュルジュルー」。もう爆笑ものです。ドリフのコントで、志村けんさんがやっていたひとみおばあちゃんっていうキャラクターがいましたが、まさにあれ。

妻はこんな癖全くないのに。なんでこうも違うんだろう?この頃から、義母のことを子供の前でだけ「ジュルジュル」というあだ名で呼んだりしています。まるでイジメのような行為です。自分が嫌になりますが、何度も何度もやめてと言ってるのに一向にやめてくれないので、陰でせめてもの反撃をしている気持ちです。ジュルジュルは絶対に無理。

義母は物の分類がうまくできない

義母は物を分類することが極端に苦手です。1番極端にこれがわかるのが食器の片付けです。義母に片付けをさせるとこんな感じになります。

  • 湯呑みの収納ブロックに水飲みコップを入れる。
  • 同じ種類の小鉢の中にひとつだけ仲間外れを入れる。
  • 箸の収納ブロックにスプーンを入れる
  • 保存容器の収納ブロックに食器を入れる

などなど。本当にビックリするくらい食器棚がゴチャゴチャになります。しかも毎回。最初は慣れていないので、わからないのかなと思いましたが、しばらくしてそうではないと理解できました。恐らく正常な判断処理ができないらしいようす。

毎回私がそれを探して元どおりにする作業をしていたので、ある時気がつきました。義母がやらない方が片付けが楽だと。

「お義母さん。お願いがあるんだけど。食器の片付けもうやらなくて良いから」

「あら、悪いからそのくらいやるから」

「いや、逆にやってもらうとこちらの手間が増えるだけだから遠慮する。気持ちだけ受け取っておくから」

「???」

「食器とか、収納したことないの?」

「その時の気分かな。空いているところに入れるみたいな感じ」

「食器以外もそうでしょ?実家でも頻繁にもの無くしたって言ってたけど」

「そうね。基本的にその時の気分でやってるわね。たまに置き場を変えたくなったりするから」

「それじゃ、物の管理は全くできないよね」

「そうかもね」

難聴で会話だけでは意図が伝わっておらず、筆談を交えて悪戦苦闘しながらなんとか解決。しかしよくこんな人が家の管理をしてきたなと思いました。そう言えば、妻の実家に行くと思っていたことがあって。とにかく常に物が溢れていてホコリがいろんなところに落ちていたり、重ねたものの上に乗っていたなと。今考えると、そもそも整理整頓などできる人ではなかったのだろうなと。これは今の精神病の問題というよりも、元から持っている先天的な何かではないのかな?と考えてしまいました。

安定のイっちゃってる感。

お義母さん!テーブルは床じゃないよ?

これが最近の問題行動です。テーブルを拭いた布巾でそのまま床を拭いたりします。その逆もまたしかり。

何度もやめて頂戴と言っても言うことを聞かない。テーブルの上の汚さと床の汚さは違うものだと思うのだけど、義母には理解できないようです。どういう環境で生活してきたらこういう観念になるのでしょうか?ハッキリ言って不潔以外の言葉が見当たりません。

というわけで。義母にはテーブルと床などを拭く作業自体を禁止しました。掃除しなくても良いということにしました。隠れてやっている感じはありますが、発覚した際に抜き打ちで注意しています。

宅食サービスのお試しと、即却下までの流れ

義母には調理などはさせていません。理由はたくさんあります。

  • 生物を触る前に手を洗わない
  • 全てが不衛生で作っても食べたくないから
  • めっちゃ時間がかかるので無理
  • 糖質と塩分管理などできない

ということで、朝昼は前日に作り置きしたものをいくつかローテーションして提供し、夕飯のみ家族分とまとめて出すという仕組みにしています。ですが、私も在宅ワーカーなので、夕飯時に忙しいときなどはとてもじゃないけど夕飯作りどころではない時もあります。こういう時のサポートがないかと、ケアマネージャーさんに相談したところ、宅食サービスを紹介されました。

早速お試しをしてみました。問題点は以下のとおり

  1. 宅食サービスの多くが冷凍状態で配達されるが、レンジでの温め時間の違いや調味料を外すなどの細かな設定があるので、これを覚えるのは義母には不可能だった。
  2. 宅配サービスは専用ボックスへ入れて行ったり、チャイムを鳴らして手渡しという配達方法だった。義母は難聴でほぼ来客がわからないことと、ボックスへ配達されてもそれ自体を忘れる可能性が高いことに気がついた。

よってNG。結論は早かったです。少しでも楽をしようと企んだ私がバカでした。