宅食サービスのお試しと、即却下までの流れ

義母には調理などはさせていません。理由はたくさんあります。

  • 生物を触る前に手を洗わない
  • 全てが不衛生で作っても食べたくないから
  • めっちゃ時間がかかるので無理
  • 糖質と塩分管理などできない

ということで、朝昼は前日に作り置きしたものをいくつかローテーションして提供し、夕飯のみ家族分とまとめて出すという仕組みにしています。ですが、私も在宅ワーカーなので、夕飯時に忙しいときなどはとてもじゃないけど夕飯作りどころではない時もあります。こういう時のサポートがないかと、ケアマネージャーさんに相談したところ、宅食サービスを紹介されました。

早速お試しをしてみました。問題点は以下のとおり

  1. 宅食サービスの多くが冷凍状態で配達されるが、レンジでの温め時間の違いや調味料を外すなどの細かな設定があるので、これを覚えるのは義母には不可能だった。
  2. 宅配サービスは専用ボックスへ入れて行ったり、チャイムを鳴らして手渡しという配達方法だった。義母は難聴でほぼ来客がわからないことと、ボックスへ配達されてもそれ自体を忘れる可能性が高いことに気がついた。

よってNG。結論は早かったです。少しでも楽をしようと企んだ私がバカでした。

義母の難聴がとてもひどいので、コミュニケーションが大変

義母の難聴。ひどいレベルです。世の中にはもっと重度の難聴の方がいらっしゃると思いますが、これ以上聞こえないとなると、とてつもなく大変なんだろうな〜と考えさせられます。

右耳は補聴器をつけても聞こえないらしいので、作るだけ無駄とショップの方にアドバイスされ作っていません。左耳は補聴器をつけてどうにか聞き取れるレベル。人によっては全く聞こえないタイプの声質もあるとのことで、そうなると耳元で大声でしゃべらないと聞こえないような状態。それでも聞こえなかったりします。

これがかなり厄介。なぜなら聞こえない部分を義母は読唇をして、かつそれを自分の知っている言葉に置き換えて何を言ってるのかを判断しているのだとか。失礼ながら、国語力については相当アヤシイ人なので、ほぼ間違った理解で話が噛み合わないことになるのは言わずもがなという感じでした。

「今日、眼科ね」

「あんか?」

「病院。眼科ね」

「びょういん、あんか?」

「(笑)え?(私が目を指さして、大きな口の動きで)が・ん・か!」

「あ〜眼科ね。目薬無くなってきたところだったから良かった」

「(目薬無くなったところで、病院ときたら、連想ゲーム最有力は眼科だろ)行くよ」

だいたいこんな感じです。これはまだマシなほう。だいたいの場合、長い説明があるものなどはほぼ筆談になります。義母の国語レベルというのは

「新聞、何読んでたの?」

「え?なんか首相がどうのって」

「どうの?って?」

「わかんない。難しいこと。」

「あ・・・そうなんだ」


この程度です。これ以上の説明はしません。私が判断するに、義母の国語力は小学校低学年程度なのかな?という感じです。世の中の流れや、政治・経済・文化など、ほぼ興味はないそうで、何も理解していません。私が暇なら新聞でも読めば?と言ったから、なんとなく読んで(眺めて)いたそうです。

ため息しか出ません。

義母の人物や病気について

先日、入院することになった義母について話してみたいと思います。

義母の基本情報

  • 70代後半
  • 155cm/40kg程度。痩せ型
  • 夫(私からすると義父)(8年前に他界)
  • 趣味:食べること・テレビを見ること
  • 性格;温厚
  • 長所:滅多に怒らない。常にフラットな感情なところ。人の世話を焼くのが好き
  • 短所:天然ボケ・不衛生・余計な一言がとても多い・奇行

私からみた義母はこのような人物だと思います。同居する前の印象は、温厚な人柄で、天然ボケだけど悪意がない人という感じでした。同居後も義母に変化はありませんが、私の主観だけが180度変わっただけです。この話は追々していくことにします。

義母の病歴

  • 妄想性障害(通院・治療中)
  • 糖尿病(通院・治療中)
  • 関節リウマチ(通院・治療中)
  • 難聴(定期検査で通院中)
  • 心筋梗塞(通院中・年1回の定期検査)
  • 歯肉炎(治療済みで定期検査で通院中)

この中で、特に影響があるものは妄想性障害だと思います。他の病気については、治療・対処をすればどうにかなるものですし、周囲に大きな迷惑がかかるような病気ではありませんので。ただ、精神疾患だけは違うんですね。これは本当に厄介ですし、周囲も振り回されるということを、身を以て体験することになりました。病気の話についても、介護の日記上で嫌というほど書いていくので、追々お話していきたいと思います。